428-宝島

 

 昨夜は月刊宝島の編集長鈴木さんと若手編集者の田村さんそし
て福岡時代からお世話になっているオールアバウトのテガさんと
いつものヌースフィアでお食事。

 

別段なんの話というわけではなく「まぁ呑みましょう」という
感じの飲み会なのだが、はっきりいってこれが濃い。

 さすが宝島とオールアバウトという最前線で情報を捌いている
強者である。もちろん僕は終始「へぇ」の連発。

 半年分の刺激を脳に送った夜であった。

 宝島といえば

 1973年に晶文社から発刊された植草甚一の責任編集による『ワ
ンダーランド』という伝説の雑誌が前身である。

 後に爆発的な売れ行きを見せる「VOW」シリーズは、なんと
「ヴォイス・オブ・ワンダーランド」略なのです。

 とにかく当時、宝島はサブカルの象徴雑誌だったのです。

宝島の歴史はこちらから
http://tkj.jp/takarajima_x/ichibachi/01.html

 しかし植草甚一は憧れの存在である。

 なんといってもカッコいい。


■植草甚一(うえくさ・じんいち)
東京日本橋生れ1908~1979没。

多彩な評論と翻訳を通じて若者の教祖的存在。映画・ミステリー
・ジャズ・ヒッピーをコラージュやイラストと共に広範囲に紹介
した雑学評論は他の追従を許さなかった。

■植草甚一スクラップ・ブック
植草甚一氏のエッセイを集めた全40巻。別巻1冊。

 オリジナルは晶文社から、昭和51年から昭和55年にかけて刊行
された。2004年9月から月に3冊ずつ復刊されている。

 ぜひカフェで時間を忘れて甚一ワールドを楽しみたい。

 
  2005年08月01日   岡崎 太郎