432-クロスロード

 

十字路の交差点をイメージしてみてください。

 十字路つまりクロスロードです。あなたはその交差点の真ん中
に立っています。

 

進めべき道は、前後右左の4つ選択肢。

 あなたは、ひとつの方向を選ばなければいけません。

 前・後・右・左

 あなたはどの方向を選択しますか?
 少し考えてみてください。
 
 前進・成長・進化と考えるあなたなら、「前」以外の選択はあ
りえませんよね。

 左右後の選択をしていては永遠にゴールにたどり着けませんか
らね。


■ところで、前とは?

 今度は、砂漠の真ん中にある十字路をイメージしてください。

 どの方向も同じ景色。

 これでは、どちらが前なのか?見当がつきますか?
 
 一対、どちらが前なのでしょうか?
 もしかしたら真後ろが前かもしれません。

 
 さて困りました。
 どうしたらいいでしょうか?


 コンパス?GPS?太陽の位置?星座の位置?木の切り株?

 それは方角です。
 
 方法さえ知っていれば方角は知ることはできます。
 これは方法を知ってさえいれば大丈夫ということです。

 そう考えると大切なのは「どちらの方角を前とするのか」と
いう事が理解できるでしょうか。

 北を前にするには、北が目標の方角だと設定する必要が理解で
きると思います。

 つまり、あなたの目標設定の問題なのです。


 ただし、この目標が間違っていると、また話は面倒です。

 目標が正しいか間違っているか?
 これは究極の難問です。

 こんな時どうしたらいいのでしょうか?

「信頼して相談できる先輩に意見を聞く」

 なるほど!大切ですね。とても参考になります。
自分に足りない部分、考えてなかった部分が補完されます。

「直感?直観?の目標」

 はい。正しいと思います。ただ明確に文章化されていない場合
感情の波に翻弄されやすいので注意が必要です。

「心がわくわくする目標]も同じですが、間違っても、楽(らく
)な目標ではありませんよ!「楽しい」と「楽(らく)」の違い
を理解しましょう。

 いかがですか?
 なかなか、この正しい目標設定は難しい事、ご理解頂けました
でしょうか?

 僕は前作「1日3分夢実現ノート」で日々の行動から練り上げ
る目標設定法を紹介しました。

 目標ありきから、目標がないスタートからという初の指南本だ
と自負しています(笑)

 しかし、すべからず目標や夢が正しいかどうかなんて、現時点
の話です。なにせ社会の常識も取り巻く環境も自分自身も常に変
化しています。

 正しいか間違っているか?

 これは全て結果論です。もしかしすると何が正しくて間違って
いるかなんて存在しないのかも知れません。

 なにせ戦争さえ屁理屈では、正義だと、ひっくり返せる訳です
からね。(ちなみに僕は戦争は当然反対です)

 大事な事は、正しいと思っている目標の方向に間違わずに一歩
踏み出し覚悟してチャレンジすること。再起できるギリギリまで
がんばること。

 その道のりが大切だと思うのです。

 すべて判断は、過去の知識や経験の集約。将来の結果と関係が
あるようで100%ではありません。すべて予見予測ができるの
であれば、実際に生きる意味はありません。

 想像していれば事足りてしまいます。
 行動することに意味があるのです。

 駄目だったら再チャレンジ!それだけです。

 今日より明日、明日より明後日と素敵な未来を望み渇望するハ
ートがあれば、その道は「後退」になるはずはありません。

 正解を求め悩むのはホドホドにして、さあ行動です。

 致命傷にならない間違いなんて、何回しても大丈夫!最悪のリ
スクさえ回避できるなら、思い切って行きましょう。

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  2005年08月11日   岡崎 太郎