437-上海3日目 朝>香港へ

 

上海から香港へは午後一番の中国東方航空で飛ぶ、一応国際線
なので、2時間前の11時にホテルを出る予定だ。

 

なにせ虹橋空港まで歩いても10分。専用シャトルバスで3分。

  それまで時間がたっぷりあるのでメルマガを書く書く書く。
 しかし余裕を持つって大切だよなぁ。

 うん。安心してメルマガが書けるよ。空港に行っても待ち時間
にも書こう!うん。ここで書きためとけば後が楽だ!

 あはは!と、余裕をぶっこいておりました。

 11時になり予定通りシャトルで空港へ。3分で虹橋空港着。
さっそくチェックインカウンターへ・・・えーと第一ターミナル
・・・ん・・・ここは国内線専用か・・・。

 じゃあ隣の第二ターミナル・・・

 ん?

 あれれ?国際線の案内がないなぁ?

 総合案内らしきブースを発見。
「あのー香港行きの飛行機は?」と僕はチケットを見せながら
尋ねると、なにやら中国語で説明される。

 「?」中国語はわからんが、雰囲気でどうやらここでは無いら
しい。隣の建物の中なのか?

 「ニア・ザ・プレイス?」とめいいっぱい語尾を上げて質問す
る。愛想のない中国人は、お前ここは国内専用だ。そんなことも
知らないのか?という態度だ。

 話にならん。まず空港は彼女達に笑顔を教育するべきだ。

 とりあえず一旦外に出て周辺を伺う。インターナショナルの看
板は敷地には見えない。

 あるのはこの空港から一時間以上離れている、新しい浦東空港
行きバスの停留所の案内だけだ。

 少しだけ不安が頭をよぎる。「おいおい・・・まさか浦東空港
なんてね」

 この空港の隣に国際線のターミナルがあるんだよね。香港行き
の飛行機が僕を待ってるんだよね。

 小走りで敷地無いの看板を確認していく。白タクの兄ちゃんが
僕にインターナショナル?エアポート?と絡んでくる。

 俺は忙しいんだちゅうの。牛の尻尾がハエを追い払うように怪
訝な顔で払いのけた。

「ふぅ」ナメていた。どうにかなると思っていた。

 とりあえずチケットを確認する。飛行機の番号が目に入る。
よし事務所のスタッフにネットで確認してもらおう。もしかする
と、もうひとつの空港かも知れない。

 auのグローバル携帯で日本へコール。

「ぷーぷーぷー」再コール「ぷーぷーぷー」再コール「ぷーぷー
ぷー」なんだこんな時に話中か?

 その後、別のあて先に電話をしても「ぷーぷーぷー」と話中。

「なんだ?」肝心な時に使えんとは!まるで飼い犬に手を噛まれ
たように携帯に裏切られた。怒りのもって行き先はもちろんKD
DIだが、文句を言ってもなにの解決にもならない。

 そういえば、朝も「話中」だった。その時は、ほんとに話中と
思ったのだが、どうも回線が駄目らしい。(後日KDDIに確認
すると平に謝られて終わりだった。ちなみに僕以外からもクレー
ムが入っているらしいが・・・ツナガラなければ意味成さない事
を理解しているのかKDDIさんは?マニュアルはどうなってい
るんだろうか)

 時間は刻々と過ぎ、針は11時30分を指している。

「とりあえずバス亭に行ってみよう」そう思って歩き出すと、ま
た白タクの勧誘の波にぶつかる。

「えーい」俺は忙しいんだ。しかし彼らは「エアポート!エアポ
ート」と繰り返す。

 ん?

 そうそう俺はエアポートに行きたいんだ。
「OK!ゴーエアポート!アイ・ハブ・ノータイム」

 しかし白タクだぜ!まぁそれも軽くデンジャラスでいい。まぁ
倍はしないだろう。それより飛ばしてくれる方がいい。

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  2005年08月22日   岡崎 太郎