例話を勉強しようと思って「イソップ童話」を読み直した。 ちなみにイソップとは紀元前6世紀に実在したとされています が、反対に本当は存在してなかったとする説もあるようです。 |
とにかくこれだけ長い期間、受け継がれてきただけでも凄いわ
けです。
今回読んでみてわかったのは、長い期間、口承され続けた中で
脚色され題名は同じでも違う意味の話になったものや登場する動
物が違うけれど意味は同じ話も多数あること。
つまり色んなバリエーションがあるのです。またその中には
まるっきり反対の意味になる話もありました。
これは日本でいえば、
「2度あることは3度ある」と「三度目の正直」ですね。
どっちやねん!とツッコミを入れたくなる教訓です。
さて僕のお気に入りをふたつ紹介しますね。
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ある男が、財産の全てを金の延べ棒に換え、ある場所に埋めま
した。
埋めたのはいいのですが心配性の男は、毎日毎日雨が降ろうと
雪が降ろうと埋めた場所を監視に行きました。
そんな男の行動を変に思ったある職人の男が理由を見破ってし
まい、男が安心して帰った後、金を埋めた場所を掘り返し盗んで
しまいます。
翌日、男は掘り起こされ盗まれてしまった無残な穴を見ます。
男は髪の毛をかき毟り、オイオイ声をあげ泣き出しました。
泣き喚く男を心配し村人が声をかけます。
男は少し落ち着くと理由を話します。その理由を聞いた村人は
怪訝な表情をすると
「なぁんだ、それじゃあ、泣かなくても大丈夫。
石を集めて、金と思って埋めて毎日監視に来たらいい」
★教訓>お金は使ってナンボである。
あると思えば「在り」
ないと思えば「無い」
とくにお金がデジタルな時代。この話は身につまされます。
まぁ反対に節約と蓄えの話もたくさんありますが。
それでは、もうひとつ!
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犬が肉をくわえて、橋を渡ってきました。
ふと下を見ると、川の中に肉をくわえたイヌがいる。
それを見た犬は。「やつの肉の方が大きそうだぞ!」
「そうだ!やつをおどかして、肉を奪い取ってやろう」
犬はそう考えると、
もう一匹の犬に向かい思いっきり吠え立てました。
「ワン!ワンワン!!」
その瞬間、今まで大切にくわえていた肉が川の中に落ちました。
「ああ!しまった」
川の中には、肉を落として肩を落とした犬が映っています。
「なんということだ。さっき見えたのは俺だったのか・・・」
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欲張るなという教訓ですね。また慌てて行動して肉を落として
はいけない。つまり充分に検討してから行動しなさいという戒め
です。
さて如何でしたか?イソップ。少し岡崎アレンジしてみました
が・・・ぜひ感想をください。
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