465-東京FM

 

「一億円ノート」「成功ノート」という所謂ビジネスムックで
一大金字塔をぶち立てた主藤孝司さんから電話を頂いた。

 彼も実は博多在住でしかも同級生!

 

 久しぶりで電話を頂いたので、なにかしら?と思えば!

 なんかラジオ出演の依頼。タイトルが大袈裟で「ベストセラー
作家に聞け!」だもんね。

 僕が呼ばれるのも何なのだが・・・

 ラジオは大歓迎な僕は2つ返事でOKを出した。できればAM
の深夜で番組をやりたいと思っているくらい。もちろん全国放送
が希望!

 12時に半蔵門の東京FMへ遅れちゃいけないので35分に到着。

 時間があるので地下のレストランで特製チキンカレー1300円を
食べてると12時きっかりに担当の女性がお迎えに来た。

「お待たせしてすみません・・・今日は2本収録で岡崎さんが
お2人目なのですがよろしくお願いしますね」

「へぇえ、午前中はどなたです?」

「最近2冊目を出された、くらたまなぶさんです」

「ええええ!くらたさんですか!ずいぶんお逢いしてないですが
もう帰っちゃったんですか?」

「はい。30分前に」

「うわぁあニアミスですね。午後から岡崎ってお知らせしました
か?僕35分に玄関にいたのに!」

「いいえ・・・」

 あるんですね!こんな事。5分違いで逢えないなんて・・・

@  @  @  @  @  @  @  @  @  @
 
 収録はバッチリ!ノリノリでいい感じ。15分なんだけど30分は
話したかな。後は上手に編集して下さい。

 主藤さん素敵な時間をありがとう!

@  @  @  @  @  @  @  @  @  @

 東京FMを13時10分に出る。実は今日は他に予定は無し。

 玄関を出ると皇居のお堀が目の前に広がる。

「そうかここは半蔵門か」僕はひとり合点がいった。

 実は昭和63年19歳の頃1年ほど麹町2丁目に住んでいた。

 そう武富士時代なのだがビル一棟まるまる督促のためのセンタ
ー兼資料室の13階14階が男子寮だった。 
 
 ふらりと18年前の寮があった場所を訪ねた。

 18年も経過しているのに昔の面影が残っている町のおかげでそ
の場所はすぐにわかった。

 実は数年前に訪ねた時には残念なことにビルは取り壊されて空
き地になっていたのだが今は立派な新しいビルが建っていた。

 しかしそのビル以外は変わりがなかった。当時遠距離恋愛をし
ていた彼女に電話をかけた公衆電話が置いてあったビルはまだ存
在していた。

 懐かしい。

 そういえばこのビルに「朝日記の奇跡」の著者、佐藤伝さんの
事務所が当時からあるというから、縁とは不思議なもんです。

 そんな事を考えていたら2分も歩けば宝島社の事務所があるこ
とを思い出した。

 さっそく携帯電話で月刊宝島の田村さんに電話をした。

 この時点では今日という日がとんでもない日になるとは呑気な
僕はまったく気づいていなかった。

                       次回に続く
----------------------------------------------------------

 
  2005年10月21日   岡崎 太郎