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　その足でコロンバスサークル横の貸自転車へ向う。

　少し運動が必要だ。リトルイタリーまで約一時間自転車を漕い
でお昼はお気に入りのウルバルト クラム ハウスで生クラムを食
べる計画だ。

　８thＡＶを真っ直ぐ南下する。チェルシーを抜けグリニッチヴ
ィレッジに入ったあたりでＮＹＵを抜けソーホーを突っ切り斜め
にリトルイタリーを目指す。

　平日のリトルイタリーは人影もまばらだ。最近はすっかり観光
化してしまい。中華街におされ気味らしい。

　少し早いがさっそくウルバルト クラム ハウスに入る。

　今回で３回目なので、もしかしたら覚えているかと思ったが日
本人はそう珍しくないらしく覚えていないようだ。

　ベークドクラムとビールを注文する。

　これが旨い。生クラムもいいが。パン粉をつけてオーブンでカ
リカリに焼き上げたこのシンプルな料理にレモンをたっぷり絞る
旨い。一口餃子のようにパクパクと8個のクラムをあっという間
にペロリと食べる。（もちろん食べる前にカメラで撮影）

　それからお約束の生クラムにもレモンをギュッ。そしてアンチ
ョビのパスタ。

　どれも旨い。もっと食べたいのだが満腹になってしまった。

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　この後ソーホーで買い物をしようと店の前に自転車を停め鍵を
かけた。ところがその３分の間に自転車を盗られてしまった！

　なんという事だ。

　大通りなので大丈夫と思ったのだが甘かったようだ。

　シマッタ！しかし早すぎるぞＮＹのチャリ泥棒。抱え上げて持
っていったのか？(電信柱に縛ってなきゃ駄目だね)

　結果１７５＄を払う破目になる。借り賃が３５＄だから併せて
２１０＄もの大出費だ。

　払わずに無視してもいいのだが、自分の管理ミスを自転車屋に
負わせるのは良心が咎める。払ってスッキリだ！気分を切り替え
よう。

　おかげで帰りは地下鉄を乗り継ぎタイムズスクエアで降りた。
構内で「ディジリドゥー」の演奏に感心し２０＄払うとＣＤを２
枚くれた。

　ちなみにディジリドゥーとはオーストラリアの先住民アボリジ
ニーの楽器。ジャミロクワイのデビューシングルのイントロでは
この独特な音色が象徴的だった。

　そこから歩いてコロンバスサークルまで戻り、その後は疲れた
のでタクシーでホテルに戻った。

　まだ昼の１５時というのに眠い。
　少し熱めの風呂に入って昼寝をしよう

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　夕方。メールを確認する。おかげで夜の20時まで仕事をする。
書店向けの挨拶文と読者の感想および販促用ポップのデザインを
する。

　その後ＮＹの生情報をゲットしようとネットを徘徊していると
「craigslist」というなかなか人気な掲示板を発見する。
http://newyork.craigslist.org/

　いい機会だから英会話でもしようとプライベートティチャーを
検索し該当した４人にメールを送る。

　すぐに返事が来た2人に電話とメールで明日のアポイントを取
り付ける。13時と15時から各2時間である。料金は一時間20＄。

　安い？

　終わって23時。21階でハイネケンを2本。腹がへったのでダイナ
ートラムで夜食にしては重たい「チョップドステーキ」を食う。

　なんともアメリカンな味だ。つけ合せの米が不味い。