478-DNYD5 デイリーニューヨーク日記 No5 1/2

10月29日 朝8時から夜18時までの出来事。

08:00 朝日で眼が覚めた。窓からは黄色に照り光る橋が綺麗だ
習慣的にカメラを構え数回シャッターを押す。

 

 腹が減った。

 ダイナートラムに向う。今日のオーダーはベルギーワッフルに
アイスクリーム乗せだ。どうやら店員もまた来たか!という感じ
になじんで来た。

 そうそう絞りたてオレンジジュースを忘れてはいけない。

 大きめのワッフルには、アイスが4カップに入道雲のような
ホイップクリームがテンコ盛だ。ジョークのつもりだろうか?

 各スタッフのキビキビした働きっぷりを横目に喰らう。

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08:45 腹ごなしに散歩。

 小雨がパラついて来たので紳士服の店に入る。
 フランス人のようなイタリア人が近寄ってきた。

しかしこの店員、かなりセールスが巧みだ。次々に商品を広げて
は「これも最高」だぞ「こっちはどうだ」と薦めてくる。
 
 しかしそのアイデアがなかなか秀逸であり感心してしまった。
思わずスーツをオーダーしそうになる。

 イタリアオーダーで3週間!日本に送るから注文しろ!と言っ
ている。

 わかったフィル!お前の根性は認めよう。

 結局ネクタイにシルクのマフラーにカフスを4つを購入する。

 雨がやんだ店を出る。ついでこのエリアの洋服屋をチェックす
る。なかなか面白い。

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11:20 別に目的とする場所もなく散歩を続ける。

 ハングルの文字が目立つ通りに迷い込む。

 スパの看板を見つける。マッサージもあるようだ。
 「OK。もちろんトライだ」

 16時まで時間はある。

 エレベーターで5階にあがる。ロシア系のお姉さんが受付で
出迎える。

「Sorry Now women only but Men&cupple at 21 a clock」
この時間は男は入れないそうだ。

しかたなく帰ろうとエレベータに乗るとマッサージ師と思われ
る腕っ節の強そうな韓国系中年女性が数人乗り込んできた。

「ヘイ ユー ライク マッサージ?」

「イエス」

「スパ ノー バット マッサージ OK」
 よくわからないが、5階に戻る「マッサージプリーズ」

 どうやらマッサージは別室なので問題ないそうだ・

 しかし韓国のオバちゃんはマンハッタンでも力強く生きている
なぁ。たくましい。

 肝心のマッサージはこれがなんともストロングだったのだが
なかなかいい感じで予定一時間を1時間半はやってくれた。

 嘘のように疲れが取れた。

 ツーショットで記念撮影をする。

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 12:55 金色のマリリンに挨拶でもしようとMoMaに向う。

 でもチケットセンターですでに人がいっぱい過ぎてて嫌になっ
たのでやっぱ辞める。

 ショップに入ると無印良品が売っていた。それがまた嫌な気持
ちを増幅させた。

 なんだろう、この気持ちは?
 説明が難しい。

 あまりにメジャーすぎることが気に入らないのか?

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14:30 タクシーでホテルに戻る。

 メルマガをまとめたり、写真の整理をする。

16:00 アレンを向いにロビーに降りる。

 いない。

16:15 いない。

16:30 いない。

なんだ?別の用事でも出来たのだろうか?
17時まで待って来なければ何か考えよう。問題は無い。

 もう一回韓国マッサージにでも行くか?

 すると電話がなった。「アレンだけど電車が事故で遅れてるん
だ。ごめん。今急いで行ってますけん」

 そんな内容だった。

 待つこと20分

16:50 アレンがやって来た。律儀な男だ。昨日のお詫びにカフ
スをプレゼントする。

17:30 アレンが「太郎はシガーが好きか?もし好きならシガー
バーで勉強をしよう」と言う。

 そんなわけでシガーバーに向う。

  2005年11月10日   岡崎 太郎