479-DNYD5 デイリーニューヨーク日記 No5 2/2

10月29日 夜18時から夜中までの出来事。

18:00 シガーバーを発見。ところがその店はジーンズは駄目ら
しく入店を断られる。

 そこでリトルイタリーにある別のシガーバーを地下鉄を乗り継
ぎ目指す。

18:20 マルベリーストリートにあるらしいのだが
 なかなか店を見つけられない。

18:40 結局あきらめて今回2回目の「ウンバルト クラム ハ
ウス」で食事をすることにする。

 非常に込み合っているが2人掛けの席が一席空いている。

 さすがにスタッフも僕を覚えているらしく。また来たかブラザ
ーと歓迎される。せっかくなのでスタッフと記念撮影。

 ロブスターのビスクとベイクド・オイスターそしてスペシャル
ロブスターを食べる。

 白ワインを6杯飲む。旨い。旨い。

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20:20 クラムハウスを出て近くのカフェで煙草を吸う。もちろ
ん店内は禁煙なので外のテーブルに陣取る。

 来年で卒業のアレンは、日本で商売をはじめたいそうだ。
話題は「ビジネス」の話になってくる。

「ヘイ太郎、俺は何を勉強すればいいんだ?」
僕はためらわず「マーケティングだ」と答える。

「マーケティング?」

「そうだ、マーケティングが重要だ」

 そんな話を延々2時間はしただろうか、どんどん具体的な話が
進行していく。面白い。酒がいい具合に脳を緩めていく。

「太郎!フーガバーを知っているか?」

「フーガ?風香は俺の娘の名前だが」

「違うよ。フーガだ。エジプトスタイルのクラブだ!東京にはな
いのか?無いならビジネスになるぞ!」

「うむ。知らない。新しいスタイルなのか?」

「今NYで若い奴に人気だ。ビレッジの近くにいくつかあるから
行ってみるか?」

「もちろんだ。なんでも経験しないとわからない」

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 日本語ではフーカーといったりシーシャと言ったりする。
ようは水パイプのことだ。水パイプは強烈なスモークが印象的だ

 日本でもブレイクするかも知れない。輸入も問題ないだろう。
なかなか危険なムード満点だしね、もちろん音楽もエジプトビー
トだ。

 ソファーは低いおかげで狭い店内だが天井が高く感じる。店内
は暗い。音楽がガンガンだ。

 しかも今夜はハロウィン前夜のサタデーナイトだ。

 だんだん店内はコスプレした客でいっぱいになる。

 ただし若い奴ばかりかといえばそうでもない。若い彼女に連れ
られて面食らっているオジサンやなぜか両親をつれて来た娘。

 ロシア系でスタイルも抜群。バリスタイルのダンスは官能的だ
が父親の目の前である。「よしなさい!はしたない」僕の方がヒ
ヤヒヤだ。

 どこの国でも娘は父の気持ちなどお構いなしだ。

 隣のグループと盛り上がる。マーヴィンにエリザベスにズーラ
けして若くはないがリーダー格らしいズーラはノリノリだ。

大切なのは勢いである。

 通りを挟んだ前のクラブにダイブだ!

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01:00

 ハロウィン万歳!

 クレイジーなコスプレー野郎が充満してきた。

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02:35 惜しまれつつ店を出る。

 通りに出るとフーカバーのオーナーが挨拶をしてくる。

「オッス」

 空手を習っていたそうで空手馬鹿一代だ!
大山倍達&ミスター梶原一気万歳だ。

 彼の店の東京支店を出そうって話で盛あがりっぱなし!

いいね!
あはは!

ソーナイス!

あはは!

ハロウィンの前の土曜日で、みんなコスプレ?もとい仮装ですよ。
真夜中に!

熱い!外は寒い!
今夜はいつも以上にヒートアップ中!

あはは。

ソ~ナイス

しかしなんで俺はこんなところに居るんだろうね。

まったくの成り行きさ!
これぞI Have No plan!

旅はこうじゃなくっちゃね。

充電しすぎで候!

  2005年11月11日   岡崎 太郎