鼎泰豐(ディン タイ フォン) その名をニューヨーク・タイムズ誌で「世界10大レストラン」 の1つとして紹介された点心料理専門店。 |
香港を訪れた際には必ず食べに行く点心のお店だ。
中でも世界一美味いと定評なのが名物の小籠包!
薄皮に包まれた、もちろん手造りの小籠包は特製の酢醤油でパ
クリとかぶりつくとアッチッチの肉汁がぶわっと溢れてくる。
とっても美味い。1人で30個くらいは楽に平らげられる。
季節限定の蟹肉小籠包も美味い!
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先日、新橋から汐留へ歩いていたら
この名店「鼎泰豐(ディン タイ フォン)」がカレッタ汐留に
存るではないか!
日本にも出店していたのは知っていたのだが汐留にあったとは
チェック不足だった。なにせ僕の定宿は汐留なのだ。
さっそく小籠包を注文する。香港での味はどこまで再現されて
いるのだろう。料理人は台湾の本店から招聘されているようだ。
6個の包がキレイに並んだ湯気に包まれた蒸篭が運ばれてきた。
箸で薄皮を破かないよう慎重に持ち上げると、刻み生姜と特製
酢醤油の小皿にサッとくぐらせると中華レンゲに乗せかえ口元に
運ぶ。
アッチッチ。肉汁が口の中いっぱいに広がる。
美味い。充分に美味い。
しかし肉質が違う。これは日本のミンチの方が高級だからでは
なかろうか?スタッフに確認すると製法はまったく同じなので、
指摘どおり食材の関係だそうだ。
ついで酸辣湯(サンラータン) を注文する。
四川の代表スープで酢の酸味と唐辛子と胡椒の辛味が利いた酸
っぱく辛いスープなのだが、香港で食べた感想は日本人の味覚と
してはちょっと酸っぱすぎるなぁと思うのだが、三口ほどすると
癖になる奥深さがあってなかなかキラーメニューなのだ。
酸辣湯が運ばれる。
器も量も見た目も香港でサービスされる酸辣湯と同じだ。
フーフー冷ましながら一口運ぶ。
ムムッム
「あれっ?酸っぱさが足らない。その分ダシは濃い」
日本人向けに調整してあるのだろうか?
店長らしき男性を捕まえ質問をする。
「酸辣湯は本場と味付けが違うみたいですね?」
「そうなんですよ。酸辣湯は少しだけ日本的な味付けにしていま
す。お客さまは本店の味をご存知ですか?」
「台湾ではなくて香港なんだけどね。やっぱり日本人には酸っぱ
すぎるからですか?」
「そうですね。私どもも悩んだのですが・・・」
「本場の味の再現に期待していたのですが・・・確かにこれはこ
れで美味しいっすけどね」
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ここで問題です。
日本に出店するにあたって酸辣湯のテイストをどうすべきだっ
たのでしょうか?
<1>本場の酸辣湯を求めるお客様向けに
酸っぱさそのままの酸辣湯
<2>日本人向けに調整した
ジャパン仕様の酸辣湯
さて どちらを選択するのが得策でしょう?
しっかり考えてみてください。
この答えを考えるにあたり大切な事は、それぞれのお客様を
出来るだけ明確に想定し、そのお客様になりきって「どう感じる
か?」を考える事です。
ちなみに両方をメニューに用意する方法もあるんですけどね!
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