先日 銀座に店を構える 文房具を扱う店舗としては日本一の伊 東屋さんに、様々な手帳のデザインや紙質や印字の色などをリサ ーチする目的で行ってみた。 |
とにかく様々なサイズや仕様の手帳を見ることが出来て大変
有意義だった。システム手帳はもちろん、変形サイズの手帳に外
国で企画された手帳からはデザインの面白さを再認識した。
気に入った手帳と筆ペンを購入した。
さてモチベーションシート(以下MS)との比較で、いくつか
気づいたので整理してみたい。
まずサイズの事だが、A4サイズの手帳は2種類販売されてい
た。カタチはどちらもバインダーに挟むリフィールタイプ。
(手帳ではなく日記としては数種類確認できた)
しかし最大の違いは、MSは閉じてA4開いてA3、つまり見
開き2Pを1日で使うのに対しその他の手帳の多くは片面1Pで
1日の点だ。
MSは現在販売されている手帳の中で1日の面積がもっとも広
いという事になる。
ちなみに、もっとも多く採用されているデザインは見開き2P
で1週間というものだ。(日記のデザインは大学ノートに日時が
ある程度なので参考にはならない)
ところがMSでは一年分365日の2倍つまり730Pもの大
容量。当然1年分を持ち歩くことはできませんからバインダー方
式で必要分のみを持ち歩くことになる。
そんなわけで製造コストも単純に2倍になります。
しかし見開き2Pという広大なスペースに「たっぷり」かつ
「伸び伸び」記入ができる点は、まさに開放的で自由そのもの。
モンゴルの大草原のように制約が無い。
小さな手帳を使い慣れている方は当初こそ、その大きさに困惑
されるかもしませんが最低2週間使えば、こんなにも毎日毎日記
録することがあったのか!と驚くわけです。
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次に紙質。
コストが原因なのか海外製は国産の手帳に比べて紙がケバだっ
ているというか品質が良いとは言えませんね。
またバインダーでは無く製本したタイプは、どうしても携帯性
を損なわないように薄くて軽い紙を使わざるえない理由が優先し
てしまいます。
するとインクの裏写りが気になるほど薄い紙になるんですね。
(もちろんコストにも直接影響のある部分ですが)
僕が水性ボールペンを使う関係上、MSでは何十種類の紙の中
からインクの裏写り・滲み・速乾性・表裏の差・光の反射等を評
価し最適な紙と厚みを採用しています。
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次にオリジナルな思想があるかです。
実際ほぼ95%の手帳が、デザインは良くても所詮は、ただの
スケジュールとメモ(備忘録・住所録)としての手帳です。
MSやフランクリンまたは一部の成功系の手帳のように、記録
という連続性の中で自分を成長させるためのプログラムを内包し
ている手帳は少ないのです。
しかしプログラムを持った手帳でも、その使い方が難解であっ
たり、現実的ではない体型の手帳も多いので注意が必要です。
上手に活用できずに結局ただのスケジュール管理に使っている
人も多いのではないでしょうか。
ざっと僕の感じた感想でした。
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余談ですがスケジュールを管理し時間の効率を目指せば目指す
ほど、反対に時間欠乏感が強調された経験はありませんか?
1日にあまりにもたくさんのタスクを詰め込みすぎてパンク寸
前なのに、それ以上効率を上げる事は人間的な生活を放棄するよ
うなものです。
そんな管理するなんて堅苦しい考えは一旦忘れ、もっと有意義
な手帳の使い方に目を向けて欲しいのです。
モチベーションシートは使えば使う程心が軽くなる手帳です。
今回のリサーチで、やっぱりそんな手帳は珍しいと想いを強く
してしまったのです。