1月17日は僕の36回目の誕生日だった。
不思議な縁だと思ったのだが、奇しくも誕生日に母校である福
岡県立直方高校で90分の講演を依頼頂いた。
きっかけは、3年生の担当教諭が「直方高校」でネット検索を
すると、僕「岡崎太郎」がいつも上位に表示された事だったそう
だ・・・。
講演日が誕生日なのは1月は年始の関係で僕のスケジュールが
超過密なためで、この日しか日程が空いて無かったわけ。
参加した生徒はセンター試験を目前に控えた3年生の男女30
0名。僕との年齢差はちょうど2倍である。そんな初対面の彼ら
全員からのお誕生日コール。
今までで一番素敵な誕生日になりました大感謝!
当日は朝10時に学校入り。会場は武道場の1階。200イン
チのスクリーンとプロジェクターそして寒さ対策用のストーブが
2台。
それから今回パフォーマンス用に僕が用意した80Wのべース
アンプと愛用のPanasonicのノートパソコンを接続。
パフォーマンスとは、年末に購入して遊んだDTM「ACID4.0」を
使った音製作の実演で、僕が操作するパソコンの画面を大スクリ
ーンに映しながらフルボリュームで組み合わされたばかりの音楽
を爆音で鳴らす趣向。
パソコンはワープロや表計算のためだけのモノではなく、もっ
と楽しくて直感的なモノであり、より自己表現を自由にするツー
ルなのだ。
そういう意味において「パソコンは楽器と一緒なのだ」
そのことを直感で理解して欲しかった。
堅苦しいパソコン授業が理由で「面白くない」「ツマンナイ」
なんて間違った理解をして欲しくない。
最初の感想が肝心なのだ。パソコンは面白いモノという理解か
らスタートすれば少々辛いことは我慢できる。
これはパソコン以外でも同じことだけどね。
この試みで「つかみ」は予想以上にバッチリ。
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僕の予想では「情熱大陸」の取材でも入っているつもりだった
けれど、オファーが無かったので(笑)友人の監督にお願いしてテ
レビカメラを3台入れて自費撮影を行った。
出来栄えがよければだけど、よければDVD化したい。
(自己採点では70点くらいの講演だった)
都会に比べるとまだまだ擦れていない若者にはきっと僕の伝え
たいメッセージは届いただろうか?
これから社会はどんどん二極化が進行する。不安は尽きない。
そもそも世間は苦しくて辛いもんだ。だけど自分の工夫しだい
で「楽しい」に変換させることができる。
テーマを持って人生を切り開いて欲しい。
自律した大人になって欲しい。
未来が広がっている予感の灯を消さないで欲しい。
伝えたい事が多くていろいろと話したけれど、届いたことを祈
りたい。今すぐにはわからなくても社会の荒波に揉まれて挫けそ
うになった時に坊主のお兄ちゃんの話を思い出して欲しい。
その時はぜひ気軽にメールで連絡して欲しい。
そんなわけで今年はできるだけ時間を見つけて全国の学校を回
ってみようと思う。
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●オカザキマガジン501号「水問題が要なのだ」を読まれた方から
このような感想をいただきました。ご紹介いたします。
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岡崎さま
こんにちは。片岡@シドニー在住です。
今回の水問題はなるほどと思う内容でした。確かに牛肉を食べる
為にはもちろん牛が必要で、牛を飼育するには食べ物が必要で、
その食べ物を育てるには水が必要ですよね。
なるほどなあと思いました。
確かに、水の値段はどこに行ってしまったのだろう?
こんな風に考えると、意外な点が見えて来ますね。
シドニーではご存知の通り、毎年のように水不足の話題が出て来
ます。最近では、庭に水をまくのも曜日が指定されています。
車の洗車も、ホースを使ってはいけない事になっています。
もし見つかったら罰金(日本円で16,000円ぐらい)です。
こちらでは雨が降ると「雨が降ってよかったねえ」という感じに
なります。日本ではあまりないですが。それほど深刻です。シド
ニーをカバーしているメインのダムは、貯水量が40%ぐらいに
なっています。
水不足を解決する為に、海水を真水に変える巨大なプラントを作
り、そこで水を作るという案がでていますが、これが本当の解決
案であるのか、という議論もでています。
水は大切に使いたいですね。
(人間の体の60%は水ですよね)