504-SACD

 

SA-CD=スーパーオーディオシーディと読む。1999年にソニ
ーとフィリップスが市場に発売した規格。

 

SA-CDの詳しい内容は
http://www.phileweb.com/shop/super-audio-cd/whats-sacd.html

 ちなみに現在普及しているCDは今年で24年目の規格である。

 


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 現在使用しているDVDも年季が入ってきたので、今回思い切
って買い直すことにした。

 そんなわけでビックカメラでのオーディオコーナーをぶらり物
色しているとユニバーサルDVDなる機械を見つけた。

 ユニバーサルプレーヤーとは、1台でCDとDVDはもちろん
SA-CDからMP3形式で書き込んだCDまでと全てをマルチで再
生しちゃうプレーヤーのこと。

 単純に考えて便利がいい。

 何台分もの機能が満載なので価格は高いかと思えば実勢価格で
3万円を切る機材もある。

 問題は同じ予算ならユニバーサルプレーヤーとSA-CD専用
機のどちらを購入するかという事だ。

 どうしてもユニバーサルプレーヤーの場合、映像系の部品も組
み込まなきゃいけないからSA-CD専用機にはかなわない。

 これが当然の意見だと思う。

 そんな危惧を回避するためか、高額なプレーヤーには「ビデオ
OFF」機能がついている。つまりビデオ回路をスルーまたはオフ
にして直接オーディオ回路につなぎ再生することでピュアな音を
鳴らすための配慮だろう。なかなかいいアイデアだ。

 しかし専用機には敵わないかな。

 だけどここまでコダワルとなるとSACD専用機で30万以上
が欲しくなるはず。そこまでしなくても充分だと思うのだが、よ
うは自己満足の問題だけだから始末が悪い。

 そんなわけで中クラスのマランツDV9500を購入した。
http://www.marantz.jp/ce/products/past_products/hometheater/dv9500/index.html

 最近ではもう標準かもしれないが次世代規格のHDMI端子がある
のも嬉しい。年末に購入したプラズマとも相性がいい。

 さっそく事務所で接続してみた。

 視聴するのはケイコリーの「Who's Screamin」もちろんSACDフ
ォーマットだ。トーンコントロールもラウドスイッチもないTr
i(トライオード)のFuture2000でB&WのDM604-S2をシンプルに
鳴らしてみる。

 おっ!いいね。

 しっとりしていながらキメ細かくクリアなだけでなく腰のある
音だ。音の情報が多いとこうなるんだね。CDはクリアだけど色
気が無いといわれるけれど聞き比べるとその差は歴然。より自然
な音質と言えるだろう。

 ひとまず満足だ。2本のスピーカーでこれだけ鳴れば申し分な
い。年内にはマルチで鳴らせる環境にチャレンジしたい。きっと
臨場感が圧倒的に違うんだろうなぁ。

 次に普通のCDを鳴らしてみる。

 「ムムッ」

 悪くないが今まで聞こえていた音が聞こえない。
 やはりCD専用機には敵わないようだ。あたりまえか・・・

 ほんの少しだがハイアットの煌きのような高音が潰れている。
 CDを鳴らす場合、今までのマランツで鳴らそう。別にそれだ
けのことだ。

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 さてせっかくSA-CDを鳴らせる環境が整ったんだから盤を
手に入れたい。そう思いネットを検索してみる。

 便利なもんでこんなサイトを見つけた。
http://www.phileweb.com/shop/super-audio-cd/gfusion.html
 
クラシック(825タイトル) ポピュラー(363タイトル) ジャズ&フ
ュージョン(508タイトル) まぁ少ないかな。

 最新のDSDレコーディングで録音された新盤も最高だと思う
なんと言ってもサンプリング周波数がCDに比べ64倍もの細かさ
な上、人間には聞こえない周波数も録音されているわけだから
SA-CD特有の空気感が楽しめる。

 だけど個人的には往年の名曲名盤がいっぱい発売されると嬉し
いぞ!

 
  2006年01月23日   岡崎 太郎