506-狂気の沙汰

 

 13:53分。ライブドアの株価がようやく寄り付いた。

 さまざまな欲が交錯したという事だが、これからどんな値動き
になるのだろうか?

 

 

 

 

 ヤフーファイナンスの掲示板を見ると「祭」だと書かれている
まさに「ゲーム」の様相だ。多くの悲観する個人投資家とデジタ
ルを駆使するデイトレの猛者の戦いなのだろうか?

 前号では、もういっそのこと「博打」と公言した方がスッキリ
すると書いたけれど、まさにそういう事態だ。

「血が騒ぐ」「阿鼻叫喚」「狂気の沙汰」そんな表現が似合う。

 政府やマスコミが考える以上にデイトレの皆さんはタフのよう
だ。冷静な判断など無い。波に乗れるかどうかが勝負だ。

 数万円で賭け事に興じる感じなのだろうか?

 155円で寄り付き>164円まで上昇。その数分後140円まで反落。
その後150円に戻す。

 しかし凄い数の人間が集中している。参加している人達はもち
ろん場に釘付けだと推測するが、平日の昼間に仕事はしてないの
だろうか?

 失礼。これが仕事なのだろう。

 彼らはプロなのだ。

 しかし前代未聞の逮捕劇からこの大相場。チャンスと捉えた人
達は日本全体の何%なのだろう。

 来週、彼らの武勇伝がまた週刊誌を賑わすのだろうか?

 その記事を読んだ一般サラリーマンは何を想うのだろうか?
真面目に働くことがアホ臭くなる論調はNGだと思うのだが。

 なにが法律的にはOKでも何が正しいか倫理感が問われている
気がして仕方が無い。

 ライブドアの株を買うくらいなら、もっと他の企業があるだろ
うに・・・

 

  2006年01月25日   岡崎 太郎