511-バレンタイン

 

 バレンタインデーは好きな男性にチョコを贈らなきゃというメ
ーカー考案したイベントだが、おかげでチョコの数は男の魅力を
現しているという基準ができあがったわけで、チョコを貰えなか
った日は少しだけ悲しい。

 

 高校時代は異性に敏感だからとくにそうだが、社会に出てから
も儀礼的なチョコであってもその数が少ないとやはり寂しい。

 よくよく考えてみると、チョコの数以上に質も関係するのだが
好きという想いの込められたチョコの質量は義理チョコ何個に換
算されるのだろう。

 こちらも好意を持っていた女性からの本気チョコは1万個でも
換算できないだろうがストーカーのそれは遠慮願いたい。

 夫婦になってからのチョコは義理なのか。娘からのチョコはど
んな意味があるのか?

 義理と本気を手造りか高級なブランドチョコで表現するわけだ
が、やはり誠意はカタチで表してくれないとわかりにくい。

 そうでなければ義理と思って見逃してしまうではないか。

 厄介なイベントである。

 数年前から本を出版するようになった。数えて6冊で10万部
以上売れているわけだが、今年も読者からチョコは届かなかった
。男性ばかりなのだろうか僕の読者は・・・。

 そういえば僕のセミナーには男性参加者99%である。

 
  2006年02月14日   岡崎 太郎