最近読んだ本の中に、「100匹の猿現象」と並んで「グリセ
リンの結晶化」の話が紹介されていた。
この話のポイントは「今まで多くの研究者がグリセリンの結晶
化を試みたが失敗していた、ところがある場所で偶然グリセリン
の結晶が発見され報道されると、不思議なことに世界中で結晶化
がはじまった」である。
そもそも物質には、ある進化がはじまると遠く離れていても共
鳴するがごとく作用が伝わりバージョンアップするという主張な
のだ。
猿と違いグリセリンは意識を持たない物質なので、よりこの伝
達する性質の信憑性があると思ってしまう。
さて、この超自然現象な話は事実なのだろうか?
あるHPをみて見ると、グリセリンの結晶化には温度管理にコ
ツがあるそうで、この発見と偶然結晶化した時期がただ同じだっ
たとも言われている。
この手の話は「形態形成場」系なのだが、簡単に言えば、生物
の体型や細胞組織の形状、DNA、そして生物の行動・思考パタ
ーンというのは「同じものは同じ形態になりやすくなる」原理
(つまり形態共鳴)や「繰返し起きることは将来も起きる」原理
である。
よく実験として「隠し絵」や「難解なパズル」の正解率を比べ
るというのが有名だ。
答えを知っている人間が多い場合と少ない場合で正解率が変わ
るというものだ。
意識は伝播するものだからね。
そういえば、クイズ番組などで答えのわかった人から順に抜け
ていくというのがあるが、最後まで答えがわからないアイドルは
たしかに感度が悪そうだ。
ただしこの「形態形成場」は今注目されていてグーグルで検索
するとなんと2,610,000件もヒットする。少し意識しておこう。