僕は通販セミナーの中で広告デザインの話をします。
文字の種類や大きさ、それから写真の取り扱いについて、全体
の構成はもちろん。色の使い方についてなど多岐にわたります。
中でも、僕の持論で、読者に購入の意思決定を迫るには、ある
一定以上の文字量が必要であるというのがあります。
そのために大量の文字をいかに楽に読んでもらうための配慮と
してのデザインを話すわけですが、何度かセミナーを受けた参加
者の広告物を見るとこの事ひとつをとってもなかなか実践となる
と難しいようです。
まずは、「何のためのデザインなのか」を理解する必要があり
ます。この目的を忘れては、本末転倒になりやすいからです。
文字量は必要だが>多い>だから読みやすさに留意する。
そこで実践的なテクニックとして、
文章は縦組みで見せる。
一段は14文字から18文字で改行する。
7行から8行で上手に改行を挟む。(息抜き)
行間は広めにとる。(縦組みだとひと目でわかるよう)
文字のサイズは大き過ぎず小さ過ぎず(新聞本文と同等)
文字の太さ太過ぎず細過ぎず
できるだけ明朝体を使う。(縦組みが綺麗な明朝を)
たくさんの書体は使わない。(統一感が大切)
強調箇所を多くし過ぎず適度に強調する。
段の間に細いヘアラインを入れる。
背景に写真は使わない。
背景の色はできるだけ白を使う
またはできるだけ薄い色にする
見出しは2行なら2行 3行なら3行で統一する。
見出し1行の文字量はすべて統一する。
本文を読みたくなる見出しをつける。
パートパートの文字量を考えリズムを大切にする。
注意点を羅列するとこんな感じになります。
ところが頭ではどれほど理解していようとも、身体が動かない
というか実践は難しいものです。これは習熟度ですね。
ぜひ何度もトライして欲しい。また読みやすさのためのテクニ
ックを新しく発見してみて下さい。
最後にテクニックよりも何より、文章を磨くことを忘れてはい
けません。凄腕の板さんでも腐った鯛ではどうにもなりませんか
らね。