594-DCN-2 カストロに逢いたい!

 24日朝7時、福岡空港から成田そして相変わらず接客は最低
のAAで11時間がかりでダラス、そしてカンクンまで3時間。
そこからメキシコ航空でキューバへ約一時間の長旅。


 

 どれだけ遠いかを書いてもおもしろくないので、とんでもなく
遠いとだけお伝えしたい。

 それよりも問題は入国・出国・そしてチェックインだ。

 先日起ったロンドンのテロ未遂以後、さらにセキュリティは厳
しさを増している。ライターの機内持ち込みNGはもちろん預け
る荷物の中へもNGだ。また歯磨きチューブのような練りモノの
機内持込もNG。おかげで買ったばかりのハンドクリームを取上
げられた。(ZIPロックのような透明のチャック袋に入れれば
OKだそうだがどんな理由なのだろう)

 ちなみに液体物の持込は一切NG。なのでお土産のお酒は預け
ることになる。しかし一昔前だと、もし酒の瓶が割れでもすれば
他の客の荷物にも影響するから必ず機内へ持ち込めと言われたも
んだが、ルールはあっさり変更になったわけだ。

(それから搭乗ラウンジ内で買ったペットボトルのジュースやお
茶も持ち込みはNGである)

 上記のようにかなりシビアだ。
(キューバ土産は葉巻と決めているのだが、ダラスで没収になら
ないか心配である。)

 日本を出国>アメリカ入国>すぐに出国>メキシコに入国>
すぐに出国>そしてキューバへ入国と、出国入国をそれぞれ3回
繰り返したが中でもキューバへの入国は一番シビアな印象だ。
(飛行機を降りるとすぐに二匹の麻薬犬がいた)

 夜の22時に老朽化した空港へ到着したこともあるが、かなり
陰険な感じだった。入国審査というのは、その国の第一印象を決
めるわけだから、作り笑いでもして「ハローセニョール」くらい
言わせるべきではないのか?

 2つほど質問をされるが、スペイン語で何かまったく検討が
つかない、とりあえず「ツーリスト」と応えると、こいつはアホ
かと呆れた顔で「ゴーゴー」と邪険にされた。

 ついで入国後に税関でX線検査だ。全員検査など馬鹿らしいこ
とをしているのは日本くらいと思っていたが・・・。

 カンクンの空港では、入国者にボタンを押させ、まるでクジの
ように検査する対象を決めていた。緑のランプでスルーできる。
緑のランプが点灯するたびに担当のメキシコ人が「ラッキー」と
笑っていた。

  2006年10月27日   岡崎 太郎