596-DCN-4 カストロに逢いたい!

 25日キューバ2日目

 昨日の深酒もなんのその、目覚めは最高だ。


 エンリケが11時に迎いに来るので、その前にメルマガの原稿
を送信しようとホテル内のビジネスセンターに行く。1時間12ペ
ソでアクセスコードの書かれたカードをもらう。

 ところが自分のノートパソコンは繋げないと言う。
仕方なく一旦部屋に戻る。

 さてどうしたものか・・・。

 とりあえずUSBメモリーに原稿データを移し、再度ビジネ
スセンターへ。

 しかし困ったことにUSBのポートはあるのだが、デスクト
ップが固定されていて、ファイルが開かない。それにHOT-M
AILのアドレスを持っていないので新しく作ろうと試みるが、
なにせスペイン語で見当もつかず全くわからない。

 困った。せっかくリアルタイムでメルマガをと考えていたの
に。

 時計を見ると11時だ。ロビーでエンリケを待つ。

 昨日の残金を払わなければならない。
銀行に行く。キャッシュは無い。クレジットカードでお金を引き
出したいと伝える。

 おどろいた。どうやらVISAとMASTERは使えるのだが
12%ものチャージを取られる。なんてこった日本国内での手数料
を考えると馬鹿高いにもほどがある。

(日本円は交換できないが、USドルやメキシコペソは問題なく
交換できる)

 待っていたエンリケに200ペソを払う。
「それにしても高いな!」と嫌味を一発。

 するとエンリケが困った顔で「だってお前、75杯も飲んだ
んだぞ」と言うので

 「What?」「75?」と僕は聞き直す。
 信じられない。僕はたったの5杯しか飲んでいない。

 どうやら店の全員に気前良く奢ったらしい。

 それにしても75杯とは・・・

 今日からは1ドリンクオーダー毎に支払うことにしよう。

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 球型のFRPカバーが付いたココタクシーと言う人力車にバイ
クのエンジンを積んだ乗り物で市内を散策する。

 とりあえず葉巻工場へ、エンリケの友人が裏モノを安く譲って
くれるそうで「ジャスト・ルッキング」と釘を刺される。工場の
販売所をひと回りすると、工場の裏手にある雑居ビルに連れて行
かれる。階段を3階まで登り少し直進し小さな部屋に入る。

 棚の中には様々な葉巻が箱で並べてある。

 エンリケの友人は「ハーフプライス200ペソ」と笑顔でCOHIBA/
SIGLO/Ⅵの25本入木箱を僕に手渡した。

 計算すると1本800円である。正直これが安いのか不明だ
がせっかくなので購入する。20ペソで10枚。金を渡すと僕らは、
さっさと部屋を後にした。

 なんとも違法の臭いがプンプンする。

 ビルを出ようとすると、COHIBA/ROBUSTOSを箱で持ってきた。

「ユーフレンド、オンリー100ペソ ニューシガー」と手渡す。

 おいおいダラスで没収されるかも知れんのにと思い「ノー」
と言うと「OK 80ペソ」と値段を下げたので購入した。

 1本約320円は安いだろう。

(キューバ人はアジア人に比べ粘りがナイので3回も断ると売込
みをやめてしまうので交渉には注意が必要だ)

 さて50本ものシガーを購入したものも、無事日本に持って帰
れるのか?

 あっ

 葉巻の製造工程を見るのを忘れてた!明日また来よう。

 

  2006年11月01日   岡崎 太郎