25日キューバ2日目 昼。
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市内をひと回りすると、喉が渇いたのでヘミングウェイが愛し
た「Flolidita」というバーへ。
キューバで一番ダイキリが有名なこの店は、今日もフランスや
スペインのツアー客で溢れている。
とても精巧に出来たヘミングウェイの等身大銅像がカウンター
には寄りかかるように立っていて絶好の撮影ポイントだ。
もちろんフローズンダイキリは最高に美味い!
昨日飲んだダイキリも美味しかったが、ここのダイキリは格段
で甘くないバナナチップとの相性も素晴らしい。
テーブルには真紅のカバー。天井が高く照明は暗めで内装はヨ
ーロッパ風で洒落ている。壁にはフィデルカストロとヘミングウ
ェイの白黒写真が飾られている。
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次にヘミングウェイが愛したハバナの旧市街地区にあるモヒー
トの店へ。(La Boodeguita Medio)
どうやらヘミングウェイはダイキリはこの店、モヒートはこの
店と決めていたらしい。興味深い話だ。
とにかくどの客も「モヒート」を注文する。キューバフードも
あるようだが誰も注文していない。とにかく名物のモヒートを飲
みたいのだろう。
手前の部屋にカウンター9人・ただの椅子が4人分で一杯の狭
い中に4人の生バンドが肩を寄せ合い演奏している。(奥はテー
ブル席メインのレストランになっていて壁一面サインだらけだ)
店の外までモヒート狙いの列が続く。
カウンターでは男が忙しそうに、グラスをズラリと並べ流れ作
業でミントの葉と砂糖を入れ、そこにソーダを注ぎ棒で潰しかき
混ぜる、次にハバナクラブを注ぎ、最後にアロマビターを2滴ほ
ど垂らすとカラフルなストローを立てて出来上がりだ。
モヒート一杯4ペソ。1日何倍売れるんだろうか?
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この後、ハバナクラブの工場を見て、クラシックカー博物館を
ぶらり見て、最後はスペイン料理の店でロブスターを食べた。
しかしアンモニア臭が強く食べれたもんではなかった。
今のところキューバのご飯はお世辞にも美味しくない。
サラダは生野菜が種類別に並んで出てくる。ドレッシングは無
い。酢とオイルそして塩と胡椒を好みで味付けする。
長い間「肉」中心だったキューバ人の嗜好のせいか野菜の食べ
方に対し文化が薄い。ソビエト崩壊によるキューバ危機によって
推進された都市型有機農業のおかげで野菜は新鮮だから、もっと
食べ方を研究すればと思う。
キューピーのドレッシングなんか最高のビジネスチャンスでは
なかろうか。(もちろんホテルのレストランにはドレッシングが
あるが洗練されてない)
しかし、どの店でもシガーの香りに包まれた中、生バンドが演
奏をしている。
これぞキューバだ。
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16:00
時差ぼけが強く、激しく睡魔が襲う。一旦ホテルで仮眠。
夜19時にホテルのロビーと約束してエンリケと別れる。
ベッドに倒れこむと直ぐに深い眠りについた。