618-自尊心

自尊心とは自分を尊ぶ心のこと。

 自分を尊重する心から自分を大切にしようとする気持ちが生まれます。


 英語ではSelf-respectまたはprideと約されるのが一般的ですが、プライド
よりセルフリスペクトの方が僕は好きですね。(たまに自尊心が自惚れになっ
ている人もいますが、自尊心が低いよりはいいと思います。ちなみに自惚れ
とは自分の能力が実際の能力以上だと過信することですが、過信に見合う努
力を続け、そのうち実力が伴えばよしだと思います)

 自尊心が強い弱い・自尊心が高い低いという言い方をしますが、自尊心の
低い人はつい他人との比較をする傾向が強いようです。わかりやすい比較項
目として学力・学歴や会社・容姿それから家柄や収入の大小など。それらの
モノサシによって自分の存在価値は何ひとつ影響をうけないのにです。

★比較の結果、自尊心が高くなったり低くなることは無いのです。

 自尊心が低いと自分を肯定的に認めることができない。つい自分の能力に
懐疑的になってしまい自分に自信が持てない。また他人の批判に耐えられず
自らの過ちを認めることに抵抗があるため攻撃的です。

 自尊心を高く持っている人は、自信があるので、他人からの批判にも動じ
ない。必要とあらば応じて自らの過ちを認めることができる。また自分の弱
点を隠さず堂々としていられるのも相手の長所を素直に認めることができる
のも自尊心が高い人の特徴です。(根拠のない自信は自尊心の高さに秘密が
あるわけです)

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 さて自尊心を高めるヒントを少し整理したいと思います。

 ポイントは、心の深い部分で自分の存在意義を肯定的に信じること。

<1>自分自身に嘘をつかないこと。心から湧いた想いと反対のことばかり
をしていると、自尊心は傷ついてしまいます。

 心から自分のやりたいことってなんだろう。
 本当にやりたいことをやれるように努力を怠っていないだろうか?
 
 日常生活に流されたりやりたいことを簡単にあきらめていないだろうか?

 自分の人生を他人任せにしていないだろうか?

<2>静かに自分を見据え、自分の長所だけでなく短所もそのまま受け入
れることです。短所や欠点も自分のひとつの構成因子なんだと尊ぶのです。

 そして欠点や短所は、比較的軽い努力で近い将来、克服できるとイメージ
をした後に、克服したいを短所や欠点を紙に書き出し、具体的な克服計画を
作りその達成のために努力をしましょう。

 毎朝15分。今日一日の計画を立てるようにするといいでしょう。

 この一連のプロセスを通して、自分の人生は自分が発想し創り出すものだ
と実感することができます。

<3>日々の中から、嬉しいこと、楽しいこと、よかったこと、幸せなこと
を感じ日記や手帳に記録することを習慣にします。1日3個集めれば1年で
1000個集めることが可能ですね。

 集めた1000個の幸せの塊は、あなたの人生が素晴らしいことであると
いう動かない証拠。あなたは揺るぎない自信を手に入れることができます。

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「自尊心を大いに高めていくためには何か小さなことを始めるだけでいい」
これはアメリカの偉大な成功者ジム・ローンの言葉です。

 自尊心。日頃忘れがちなテーマです。この機会に少し意識していただけれ
ば幸いです。

  2007年01月16日   岡崎 太郎