626-お札のデザイン

 2004年11月1日に壱万円のデザインが変わっていた。
 財布の中から取り出しよく観察してみて欲しい。


 軽い。軽すぎる。
 
 もちろん千円券と比べれば充分精巧であるが、以前の壱万円券とは比べモ
ノにならない。

 ひとつ前のデザインは、1984年11月1日から採用されていたものだが、
その後、1993年12月1日、偽造防止強化をデザインの変更なく行った。
(マイクロ文字や特殊発光インキを採用)

 まぁ20年の節目でデザインを変更したのはわかるが・・・

 では肖像画はなぜ福沢諭吉続行なのか?

財務大臣政務官のこんな回答をネットで見つけた。
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 今回の改刷は偽造抵抗力の強化を目的としたものであることから、デザイ
ン・彫刻にかかる期間を少しでも短縮し、できるだけ早い時期に最新の偽造
防止技術を搭載した新券を発行する必要があると考えています。このため、
発行枚数が最も多い一万円札の肖像には福沢諭吉を採用する事としました。
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つまり時間が無いから使い回したと言うのだろうか・・・

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 話は変わるが、たまたま入った大阪の喫茶店で「一億円札」を見つけた。
豊中えびす神社で無料に配られているモノらしく「金運アップ」の洒落なん
だろうが、なかなか気に入った。

「いいね!この一億円札!」僕は声をあげた。

 すると店主のお姉さんが「あら新聞社の人からもらったモノなんだけど、
もう一枚あるから差し上げましょうか」と言って奥から取り出しくれた。

 僕は丁寧にお礼を言って遠慮なく頂いた。(MSによかった出来事として
記録した)

 それにしても、さすがに体感一億円とはいかないが、たぶん印刷費は30円
ぐらいだろうが、30円以上の「ありがたさ」「価値」を感じた。

 これほど価値の差があるものも無いだろう。僕も「一億円札」を作って
配布してみようか・・・そんなアイデアを閃いた。(まぁパクリであるのだ
が)しかし壱万円のデザインをスキャンして改作することに問題はないのだ
ろうか?

 問題が無いわけないだろう。

 日本銀行券には「黒透かし」通称「透かし」が施されているのは有名だが
この「透かし」には「すき入紙製造取締法」というのがあって、政府・国立
印刷局と政府の許可を受けた者以外が製造するのは禁止されている。

 もちろん偽造に関しての法律もたくさんあるだろう。
《通貨偽(変)造・同行使罪~刑法第148条》
 うーん。難しいのだろうか・・・調べてみる価値はありそうだ。

 昔からお札をモチーフにしたパッケージはたくさんある。きっと、ここま
では問題なくここからは問題という線があるのだろう。

 さっそくネットで独立行政法人 造幣局の電話番号を調べて問い合わせて
みた。

 するとマッハのスピードでお札は国立印刷局に聞いてくださいとのこと
電話は03-3582-4411だという。

 そこで電話をしてみた。
 
すると「印刷局は製造をするところ・・・財務省に聞いてくれ電話は
03-3581-4111だ」という。

 めげずに財務省に電話をした。

 広報に電話が取り次がれた。
 
「結論としては紛らわしいモノは作り製造はしてはいけない・という法律で
広く取り締まられています」

「なんという法律ですか?」

「通貨および証券・模造取締り法と言います」
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/M28/M28HO028.html

「事前にデザインをお持ちすればいいのでしょうか?

「いえ こちらとしては似せたモノは作るなという言うしかないんですよね」

「そうですか・・・」

「ご注意してくださいね」
 
「たとえば、CMなんかでお札に使われてる福沢諭吉さんの口元をCGで
合成したアニメなんかありますよね。お札の著作権というのは無いんでしょ
うか?」

「たしか・・・無いんですよ」

「えええっないんですか?」

「はぁただ紛らわしいのはNGなんですよね」

「では、たとえばポスター大の大きなサイズなら問題ないのでしょうか?」

「すいません。こちらでは中々答えられないんですよ・・・

「はぁ」

 なんとも覇気のない問答であった。

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 太湯雅晴というアーティストがオリジナルの金券デザインを公開している。
http://www12.ocn.ne.jp/~kaji/
http://www.unseal.jp/index.php?page=futo

 零円札・無限円札・パイ円札

 イラストレーターを使用しているそうだが、素晴らしい出来上がりだ。
彼にオリジナルの作成を依頼してみようか?

 オリジナルを作る。これがひとつの解決だと思う。

 

  2007年02月07日   岡崎 太郎