3月7日の朝刊に内閣府の発表した2004年度の県民経済計算が掲載さ
れていた。
県別の1人あたりの所得額を計算した数値だ。
全国の平均は297万8千円(前年より0.8%増)
九州の平均は239万(前年より0.7%減)とブロック別で最低。
もちろん一位は東京で455万9千円 最下位は沖縄で198万7千円
その差は2倍以上だ。
2位は愛知県の344万 3位は静岡県324万
我が福岡県は29位で257万と平均をしたまわっている。というか
九州ブロックは全県が平均以下である。
http://www.gov-book.or.jp/contents/pdf/official/33_1.pdf
さて、この報告に興味を持ち、とりあえず「内閣府 経済社会総合研究所
国民経済計算部」さんへ電話をしてみた。
「どうもはじめまして、岡崎といいますが、県民所得の件で少しお聞きした
いのですが・・・」
「はい。どのようなコトですか?」若い男性の声だ。
「この数値は労働者で割ってるんですよね。単純に給与水準という考え方で
いいのでしょうか?」
「いえ、これは総人口で割ってます」かなり歯切れがよくて好印象だ。
「そうなんですか?」
「はい。県に入ってきた財産所得・企業所得・個人所得を合算したモノを
総人口で割ってます」
「ということは、給与水準とは意味が違うんですね」
「そうなんです。誤解を受け易いところです」
「そうですね。よくわかりました。ありがとうございます!」
僕は電話を切った。
体感値と近い数値だが、どうやら意味が違うようだ。
しかし2005年度のアメリカ主要企業500社の最高経営者の平均報酬
が16億円強で一般社員との差が411倍という報道の後だと、考えさせら
れる話題だ。
退職金として400億円を手にした話は、資本主義といえど、さすがに非
常識だと思ったのは僕だけではないだろう。
儲けてナニが悪い。
そんな短い言葉では処理できる話ではないと思う。
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北海道 2,556 2,535 ▲ 0.8
青森県 2,174 2,152 ▲ 1.0
岩手県 2,348 2,363 0.6
宮城県 2,514 2,530 0.6
秋田県 2,320 2,297 ▲ 1.0
山形県 2,392 2,411 0.8
福島県 2,622 2,712 3.4
茨城県 2,984 2,929 ▲ 1.8
栃木県 3,025 3,062 1.2
群馬県 2,824 2,828 0.1
埼玉県 2,917 2,956 1.3
千葉県 2,892 2,976 2.9
東京都 4,507 4,559 1.2
神奈川県3,186 3,174 ▲ 0.4
新潟県 2,681 2,688 0.3
富山県 3,039 3,027 ▲ 0.4
石川県 2,808 2,790 ▲ 0.6
福井県 2,858 2,832 ▲ 0.9
山梨県 2,583 2,548 ▲ 1.4
長野県 2,743 2,733 ▲ 0.4
岐阜県 2,782 2,701 ▲ 2.9
静岡県 3,251 3,247 ▲ 0.1
愛知県 3,392 3,440 1.4
三重県 2,925 2,988 2.2
滋賀県 3,223 3,235 0.4
京都府 2,834 2,849 0.5
大阪府 3,059 3,039 ▲ 0.7
兵庫県 2,667 2,651 ▲ 0.6
奈良県 2,633 2,599 ▲ 1.3
和歌山県2,508 2,525 0.7
鳥取県 2,374 2,371 ▲ 0.1
島根県 2,451 2,425 ▲ 1.1
岡山県 2,588 2,578 ▲ 0.4
広島県 2,940 2,943 0.1
山口県 2,810 2,817 0.2
徳島県 2,848 2,808 ▲ 1.4
香川県 2,649 2,630 ▲ 0.7
愛媛県 2,304 2,309 0.2
高知県 2,240 2,171 ▲ 3.1
福岡県 2,603 2,570 ▲ 1.3
佐賀県 2,463 2,453 ▲ 0.4
長崎県 2,212 2,190 ▲ 1.0
熊本県 2,365 2,366 0.0
大分県 2,646 2,653 0.3
宮崎県 2,348 2,340 ▲ 0.3
鹿児島県2,219 2,207 ▲ 0.5
沖縄県 2,005 1,987 ▲ 0.9
全県計 2,970 2,978 0.3
北海道東北2,501 2,508 0.3
関東 3,399 3,427 0.8
中部 3,158 3,171 0.4
近畿 2,880 2,868 ▲ 0.4
中国 2,733 2,730 ▲ 0.1
四国 2,485 2,460 ▲ 1.0
九州 2,408 2,391 ▲ 0.7
(注)1人当たり県民所得は、雇用者報酬、財産所得、企業所得を各県の
総人口で除したものである。