651-プロの中のプロ

商業の世界でプロの中のプロとは?

 強烈な情熱と最高の技術。大量の知識と経験を持ち合わせていることは
言うまでもない。


 

 僕の考える少し違う角度から「プロの中のプロ」を考察してみたい。

 プロミュージシャンで考えてみよう。

 彼らは体調が悪くとも一定以上の演奏ができる。それはプロとして最低の
条件だが、ヒット曲を連発できるかどうか?は別問題だ。

 俗に言う、一発屋と言われ市場から消えるキラ星のようなミュージシャン
は多いが、その中から裏方のプロデューサーとしてヒット曲を提供している
プロがいる。

 ヒットを連発できる力。それは、よい曲を生み出すだけでなく、マーケッ
トをよく観察し最適なチューンを施せるか?

 自分のセンスを真ん中にアーティスト・リスナー・時代に対応させる力!
が重要になるのだ。

 そこで僕が注目したい能力は

■大量のバリエーションを提案できること

 なんとなくな感じで、こんなアイデアはどうかなぁとはじめて、どんどん
アイデアを出していけるかだ。 アイデアの数は軽く50個は出せなければ
プロとは言えないと思う。

 プロの中のプロであれば100個は出せるはず!

 無理やりでも構わない。
 理屈など通ってなくても構わない。
 まったく反対の対極にあるアイデアも構わない。
 物まねやパクリでも問題ない。

 とにかく数をドシドシ出せることだ。

 そのためには、相当に頭が柔らかく何でも飲み込めなければ無理だ。  
 そして自分のスタイルに取り込める技術の高さが必要になる。

 大量のバリエーションを捻り出せ!
 これは日々の鍛錬の結果である。

■何度でも再現できること

「プロの中のプロ」は、何度でも成功する。

 第三者が認めることのできる、ある一定以上の成果や結果を何度でも再現
するには、状況に応じ変化を受け入れることと粘りだ。

 初志を頑固に持ちながら、ある部分信じられないほど柔軟に対応できるこ
とが求められる。

 もちろん100発100中の成功などありえない。
 経験的には8割のプロジェクトは当初の思惑どおりにはいかない。

 だからこそ存在するリスクを的確に洗い出し、安全と冒険の間に複数ある
道の中からある一筋の道を選び出すために、徹底して考え抜くことが重要に
なる。これは相当な粘りが必要になる。

  2007年05月07日   岡崎 太郎