マイクロソフトが2006年11月14日に米国で発売した音楽端末である。
ズーンと発音する。
製品は一見、まんまi-dodだ。
http://www.zune.net/en-US/
忘れてはならないのは、iPod市場への挑戦は彼らにとっては2度目という
こと、最初は2004年10月に打ち出した「PlaysForSure」戦略である。
なので今回は負けられない。
彼らは後発の強みを最大限に発揮しアップルを研究に研究したようだ。
ちなみに端末は東芝製。
デザインの威力を理解したのか、まぁデザインは物まねの範囲をでないが
なかなか好感がもてるようで、どうやら6月中には100万台を超える見通し
で、音楽プレーヤーの販売実績で2位を確保したそうだ。
さて特筆すべきは「Zune」に仕込んだWi-Fi機能。これは端末に様々な可
能性をもたらすだろう。ワイヤレスでコンピューターと同期できる以上に、
「Zune」端末同士が同期するわけだからね。
音楽はもちろん、写真や動画などを仲間でシェアできるというアイデアは
おもしろいと思う。
これはソニーのマイロ的だとも言える。
http://www.jp.sonystyle.com/Special/Mylo/Blog/index.html?s=ad_mylo2962
さて「Zune」には、注目すべき新しい考え方が導入されている。
それが「Flagging」や「Guesting」。
「Flagging」はモバイル中に聞いてる楽曲に付箋をつけるようにチェックし
ておける機能でパソコンと同期を取った際に、パソコン上のリストですぐに
確認できる便利なもの。
「Guesting」は、自分のZune Marketplace(itmsのようなサイト)に、友だ
ちのアカウントを、5人分まで登録できる機能。登録された友達は期間・回
数の制限ナシで、無制限に音楽をコピーできるそうだ。
うーんなんだかマルチネットワークっぽい考えだ。
それ以外にもiTunesにはない機能として「pre-rated」「community rankin
gs」というレイトやランキング情報が交信される機能としてあるので、これ
によりMarketplaceの曲の人気度情報が動的に更新されるのだろう。
ともかく日本未発売でまだ実機を触ってないのでなんとも言えないが、
なかなか充実してるのだろう。手負いの狼ほど恐いものは無い。