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　また大学進学を志望しつつ入学できなかった生徒は約８万人。８人に１人
の割合だそうで、少子化の流れの中ほぼ全入時代であるも、志望校へ入学す
るために浪人を選択することはなくならないだろう。

　さて全国レベルで５０％を超えた大学進学率だが、地域格差は広がって
る。京都の６３％を筆頭に東京は６１．４％と大都市圏は高い。その反対に
沖縄・南九州・北東北・北海道といった地方では４０％未満という状況にあ
り、もっとも少ない沖縄県では実に３人に１人という割合に留まった。
　
　さて進学率と対極にあるのが高卒の就職率だ。

　全体では最低だった０３年（16.6%）以降，４年連続で上昇し１８．５％
となった。

最高は佐賀県で３２．８％。この割合は大学進学率３８．６％とほぼ差がな
い状況である。

　ちなみに中卒で社会にでた若者は４年連続０．７％で７７７６人。
実に９７.７％が高校に進学している。

■参考資料
http://itm-asp.com/cc/775/EaQbd94Z
http://itm-asp.com/cc/775/DX0DgYyt
http://itm-asp.com/cc/775/mhi1v842
http://itm-asp.com/cc/775/7lwBulCt

　国税庁の「民間給与実態調査」によると年間給与が１５００万を超えた人
は５８万７千人。全体の１．３％じつに７６人に１人の計算になる。

　反対に二極化を裏付ける資料として、年収３００万以下のウェートが増え
ている。

　あるニュースで紹介されていたが、親の年収により子供の教育への支出が
変わるというデータだ。

　少子化と二極化そしてオーバーストアー気味の教育機関。

　子供の学力低下が叫ばれる昨今。教育はどこに向かうのだろうか？