福岡のシーホークホテル・年間結婚式1800組。
土・日曜で平均37組も、披露宴が行われるそうです。
凄まじいと思いませんか?
そもそも日曜日は一年で52回です。
12月最後の日曜日や8月の盆前後や仏滅の日を除いて婚礼可能日が
45回くらいなんですね。
また祭日も増えましたが、祭日の中日なんかに結婚式というのも
迷惑な話ですから、普通、少ないでしょうし・・・・
とにかく10月はさらにブライダルシーズン到来なもので
DMWの全国大会のシーホーク開催が没になりました。
現在・会場探し中。
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ほんと毎日少しずつですが読者が増えています。
後10人で800人の方にご愛読いただいてると思うと・・・・
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■今日は通信販売について・・・
日本の小売業全体の売上から通販が占める割合は1%後半。
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通販業界の売上2兆3900億円。
日本の小売り全体が136兆円だから1.75%となります。
統計 http://www.stat.go.jp/data/geppou/zuhyou/h01.xls
http://www.jadma.org/tokei/tokei.html
割合だけ見ると小さいんですが、小売り全体の数字がここ数年、
ジワジワ減少しているのに、通販はジワリ伸びてますから、
そのうち2%台には乗るんでしょうね・・・
ちなみにアメリカのECはすでに1%。日本は0.1%。
米国商務省統計局の発表によると、
2001年第4四半期(10-12月期)の小売EC売上高は、
前年同期と比べて13.1%増の100.43億ドル。この期の小売全体に
占めるEC比率は1.2%と調査開始以来の最高を記録。
2001年全体での小売EC売上高は326億ドルに達し、
2001年通期でもEC比率は1.0%。
■日米消費者向けEC市場の比較(1ドル=133円)
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米国市場全体 2000年 273億$ 2001年 326億$
一人あたり 97.0$ 114.5$
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日本市場全体 2000年 38.5億$ 2001年 68.1億$(1330億円)
一人あたり 18.3$ 38.9$
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■すでに1997年当時で
通販は一般的な販売チャネルと認識され、
世帯利用率は頭打ち? これから急激に利用者は爆発しない。
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1997年に実施された市場調査によれば、
1996年における通販の国内世帯利用率は65.9%で
1995年の62.3%と3.6%増と、ほぼ同水準なわけで、
現時点において、通販の利用者は頭打ち状態と考えられ、
これから画期的に、この率が上昇するとは考えられません。
つまり純増が鈍くなってきた現在、各通販会社での既存顧客の
喰い合いが激化してる訳です。
こうなると厳しいのは上場通販企業6社で
2000年度の売上の総計は、1996年度と比べて16%減少。
(ニッセン・ムトウ・ベルーナ・千趣会・セシール・シムリー)
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■あと1.25%は可能か?
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ところでアメリカの小売り全体にみる通販の割合は約3%と
いわれているので、日本もまだまだ拡大できる可能性がある訳
ですが・・・・と言う事は、あと1.25%まだ消費者ニーズが
どこかに隠れてると考えられます。
しかし日本の通販とアメリカの通販を比べるのは・・・・
環境が違うので、文化成り立ちが違うんです。
アメリカは広大ですから
「周囲数10キロにお店がまったく無し」といった、
「わかりやすいほど不便な地区」が存在するもんで、
「買いたくても店がないんだから、」
「これはココでは手に入んないから・・・」
「ちょっと時間はかかるけれど、いながら商品が買えるし」
通販というのは、まさに日常の必用から生まれてきたと
僕も教えられてきました。このことを考えてみると
日本には、離島や極端な田舎を除けばそこまではない。
そう離島を除けば
「不便な田舎の住人でも、ほとんど自家用車で30分から1時
間も走れば、近隣の都市があって大抵の物は揃いますよね。
つまり
「自宅にいながら購入できる」という通販最大の強みは、
日本にとって店舗と比べて、本質的なアドバンテージでは
ないのです。
しかし、なぜか予想を裏切り、日本の通販事業は、周知の通り
これまで成長・発展を続けてきましたよね。
お客様は、旧来の店舗ではなく時間のかかる通販を選んだのか?
その昔は商品お届けまで、二週間は当たり前でした。
発展の影には、広告媒体としての新聞の普及率が高かった事と
お金をキチンと払う国民性と郵便局の存在、そして比較的運送の
ネットワークが整備されてたことはインフラとして大事ですが、
それ以上に
「既存の店舗チャネル」に原因があったと分析します。
当時、それはもう複雑で面倒な流通機構のおかげで小売り店舗は
身動きがとれない状態になっていました。
販売価格・品揃えは全てメーカーにコントロールされたまま、
ディスカウントストアーやコンビ二エンスストアー等の新しい
勢力の脅威にさらされながら、旧来の店舗は、勢いをなくし
大切なお客様を見失い、大事な「何か」を無くしました。
つまり、
この過渡期における、店舗(小売流通)のもつ諸問題が、
漠然とした不満を生み、品揃えが豊富で、値段も安く、
サービスが行き届いた通販の利用へと向かわせたと考えています
ところが、最近、店舗側の商品価格や品揃えに異変が・・・
例えば、ユニクロや100円ショップのダイソーにオンリーの格安
スーツ販売等の販売チェーンは、徹底して流通経路から中間の
プロセスを省略し海外での生産をフル活用する事で劇的な低価格
を実現してしまいました。
それは、旧来型ゼネラル通販のセールスポイントである
「店舗よりは低価格」という最大の売りのポイントを
消失させた訳です。
不況で片付けるのは簡単ですが、ほんの一昔・成長産業とチヤホ
ヤされたゼネラル通販各社は、戦略を根本的に変えなければなら
ない状況に追い込まれてしまいました。
通販全体を時系列でみると
1980年代、通販市場は年率なんと2ケタの成長を維持し、
1990年代の途中まで、5%前後の年成長を記録していたのに!
1997年にいきなりマイナス成長に転び、2年連続マイナス。
1999年・2000年はプラスに一旦は転じましたが1996年と比べて
7%程度なんですね。
つまり
ユニクロで揃うものは、わざわざ通販で買わなくてもいい訳で、
一般消費者(通販フリークなお客様以外)は、
「通販で買う必要性」「なんで通販?」に意味が無くなった事を
なんとなく、言葉にしないまでも、感じちゃったんですね。
そうです。
再度・なぜ・わざわざ・通販しなきゃイケナイのか?
これを考えると、そこにヒントがあるハズです。
平均的で
平凡で低刺激
個性が無いものには未来が無いようです。
個性が際立っていて
その「コダワリ」を短い文章で簡単に伝えられる。
そして反対に開発者は、
その商品について何時間でも話す事ができる。
いくらでも次から次にその素晴らしさが沸いてくる。
そんな商品。そんなコダワリ。そんな個性。
これからの伸びる通販企業は、
特殊性をもった商品を通販チャネルのみで販売する企業です。
現在伸びている通販企業はDHA・ファンケル・やずや・佐藤園
等に代表されるように、商品にコダワリをもって専業に徹してい
る企業ではないかと思います。
真似しにくい独自を確立する努力をしましょう。
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