『安全と冒険で君はどっちへ行く?』
これはスガシカオの「ストーリー」冒頭の歌詞である。
『退屈と充実で君はどっちをとる?』
『そんなに簡単に選べるくらいなら、なんの苦労もなく幸せになれる』
社会のしがらみなどなければ選ぶことは簡単だろうけれど・・・
本来、安全が好きな人もいれば、冒険が好きな奴もいる。
そのどっちかだ。
ちなみに僕は、安全で安心な環境に住み続けるのは無理だし、同じ環境で
同じことを続けるのは苦手だ。
たとえば熱気球で太平洋を横断したり単身ヨットで世界を巡るほどの冒険
でなくとも、変化・刺激・挑戦・意外性・充実・困難・危機・危険・限界・
ドキドキ無茶・インパクト・感動・サディスファクション・そんなキーワー
ドの似合う冒険に出掛けたい。
小学五年生の頃に読んだ椎名誠さんの「われら怪しい探検隊」にロビンソ
ンクルーソー漂流記そして十五少年漂流記、それから漫画「サバイバル」は
行きつけの床屋で暗記するほど繰り返し読んだ。
また忘れちゃいけないのは、ヤラセ番組ながら人類未開の土地や未確認生
命体などにドキドキしたスペシャル「川口浩の探検隊シリーズ」。僕の冒険
欲求は、そんな探検や漂流が基盤となっているのかも知れない。
残念なことにアウトドアの趣味はないので、あまりサバイバルな感じは
好きではないが、写真を撮りたいがゆえに絶景ポイントに足を伸ばしたいと
いう欲求は強く2月の末から二週間の予定でアフリカへ行く計画である。
現在情報収集中ではあるが、ジョバーグからジンバブエへ入りザンビア、
ボツヌア、時間がゆるせばナミビアに寄りたいと思案中である。
当初はパフィーの「アジアの純真」の歌詞に登場する「リベリア」にもと
考えていたのだが、外務省の渡航情報では政情不安により全面退避となって
いたので無理と判断した。
とにかく調べて判明したのは、のん気に一眼レフカメラをぶん回せないよ
うなので、リコーのGR2を調達した、このカメラ、専用バッテリーの代わ
りに単四電池2本で駆動する。もちろん一眼レフも持ってはいく。また最悪
盗られてもいいようにヤフオクで4万円のノートパソコンを買った。
ともかくベネズエラのギアナ高地にある落差979メートルのエンジェル
フォールにアルゼンチンにあるイグアスの滝。南米といえばマチュピチュも
1度は登ってみたいし、南極へも足を伸ばしたい。そんなことを考えていた
らほぼ世界一周になるのだろうが、この一度きりの人生一周といわず何周し
てもいいではないか!と考えている毎日だ。