717-講演

今年は講演会によく参加しています。

 まずロバートキヨサキ氏やアンソニーロビンズ氏の同時通訳者および翻訳
家として有名なテリヤキこと河本隆之氏の講演。


 

 次に世界的な建築家、安藤忠雄さんの講演。
 関西弁でまるで落語のような口調。数千人規模の会場を笑いに包みながら
も含蓄のあるお話に脱帽しました。

 それからセミナーズ主催の横浜パシフィコで開催された、冒険投資家ジム
・ロジャース氏&ジェームススキナー氏&澤上ファンド代表の澤上さん。
そしてシンガポール在住でスカイクエスト代表のリチャード・タン氏。

 そして先日は藤巻兄弟の講演を六本木ヒルズで聞きました。

 どの講演もパワフルでエネルギッシュ。大変モチベーションがアップしま
した。しかし横浜は5千人だし安藤さんも数千人、藤巻さんも6百人と大規
模の講演が多かった。

 さて感じたのは、誰も同じスタイルではなく様々なスタイルだという事。
アクションの派手な人もいれば、まったく動かずに淡々と話す人。表現の問
題は残るにせよ、そのどのスタイルでも好き嫌いのレベルであり問題はない
と思いました。個人的には藤巻さんとリチャード・タン氏の講演は好きでし
た。

 今回の大きな気づきのひとつは、会場の広さ観客数はそれほど話すスタイ
ルには関係ないのではということです。

 たしかにプロジェクターを活用したり音響などの調整は大変だとは思うの
ですが、問題は伝わるかどうかであり、その人の情熱と本気度の程度が試さ
れるのだと思います。

 また、たまたま休憩時間に喫煙室で若者が感想を話しあっているのを盗み
聞きしたのですが、講演やセミナーというのは、聞き手の状態やスキルのレ
ベルによって、理解はもちろん、どれだけ吸収できるかに違いが生まれます

 つまり参加者が増えると、そのレベルは様々なわけです。

 ここで話し手は、どのレベルで話をしようかと考える訳ですが、変にレベ
ルを下げずに、思うまま感じるまま話していいのではないかと思うのです。

 解らないなら家に帰って勉強するテーマが見つかったと思ってもらえばい
いのだと思います。

 この2点が今回一番の収穫でした。

 要は具体的な何かよりも、その元にあるパッションが伝わるかどうかなの
でしょう。あまり情報やネタに頼るのではなく、伝えたいことをダイレクト
にお伝えするだけなのではないでしょうか?

 はじめて人前で話してから約10年、今年は今までよりも講演の回数を
増やし、たくさんの方にお会いできればと強く想っています。

 どうぞお近くで開催される時はどうぞお気軽に参加ください。

  2008年02月27日   岡崎 太郎