730-アフリカ紀行 No12 DAY7 20080305 ゲームドライブ

16:30 風の音がしたと思ったらパラパラと天気雨が降ってきました。
風が木々を揺らす音が川のせせらぎに聞こえます。


17:00 ようやくランドローバーに乗ってゲームドライブに出発です。

 雲が厚いので日陰になっている時は少し肌寒いのですが、太陽が顔を出す
と肌がヒリヒリするほど日差しが強いです。

 それにしても360度何もないこのブッシュのすべてが個人の土地とは!
いくら土地代が安いとはいえ相当な資産なのではないのでしょうか。

 車は道なきブッシュを四駆で自在に走っていきます。

ゼブラの集団と遭遇。こちらが気づいたと同時に蜘蛛の子を散らすように逃
げてしまいます。うーん・・・もうあまりゲームドライブには期待していな
い僕がいます。予想通り、3時間走って見れた動物は、大きな鹿や小さな鹿
を何種類かとイボ猪だけです。

 聞くと雨季のシーズンは、いたるるところに池があるので動物が散ってし
まうそうです。つまり乾季に来いということですね。

 ただし10キロほど走った先にある3階建てのロッジで休憩した際、
なんにも人工物のないブッシュに沈む夕陽は素晴らしくアフリカっぽい景色
でした。暮れゆく夕日に赤ワインで乾杯。

 その後、夕闇が濃いくなっていく中をライトをつけてナイトドライブ。
風が冷たくなってきました。

20:00 メインロッジに戻り焚き火で暖をとり、レストランで夕食。

 白人の3人とドライバーのマーセリーノと僕の5人で一人前は軽く400g
はあると思われるナミビア牛のヒレステーキを赤ワインと食べました。

 ドイツ人の男性が団体で騒いでいます。

 夜空を見上げると星雲の流れが見てとれるほどクッキリと見えます。
これほど宇宙をギャラクシーを身近に感じたことは初めてです。

 きっと江戸時代以前は日本でもこんな空だったのかなぁ。

21:30 クリスのロッジでアイリッシュウイスキー「Jameson」を飲みながら
少し歓談。アイルランド出身の彼はスコッチは飲まないそうです。

  月は無くあたりは真っ暗で静かすぎるほどです。

 テントとテントの間は50メートルほど離れていれ、僕のテントが一番遠い
のでロバートが付き合ってくれました。

 ランタン3個でテントの周囲を照らします。木々の間でなんの動物かわか
りませんが赤い目玉が光ったように見えます。

 遠くで動物の呻き声がします。
 これ以上細くなれないほど心が細くなっていきます。

 テントの前には水飲み場が掘ってあって、夜中そこに動物が集まるそうで
すが・・・。チーターや豹もいるそうですがフェンスも何もありません。

 寝ようベッドに横になってからも寝ようとすればするほど目が冴えます。

 心底怖いです。やっぱり都会がいいですね。

 うーん・これは寝れないなと思った次の瞬間ウイスキーが効いて来たのか
コテンと寝ていました。でもこんな思い一晩で充分です。

  2008年03月24日   岡崎 太郎