731-アフリカ紀行 No13 DAY8 20080306 ナミビアストーン

06:30 朝7時からリアルブッシュマンと歩くというウォーキングサファリ
ツアーには参加せず。
 シャワーを浴びようと思ったけれど、あまりに寒くて断念。


 

09:00 参加したロバートやクリスから「太郎はミスを犯した・絶対見た方
がよかったのに」と言われながら朝食。それにしてもご飯が美味しい。

 テントのまわりで石を拾う。ただ転がっていた石なのだがよく見ると不思
議な感じで記念にもって帰ることに。

10:30 宿を後にしてウィントフックを目指す。
12:30 途中、空港でトイレ休憩。
13:15 ホテルサファリコートへ戻ってヴュッフェランチ。
    珈琲が美味しい。

 ガイドにキリンが見たかったのにと言うと、別のサファリにたくさん
いると言う。今から出るとちょうど夕方前からいい感じだというので、クリ
ス・ロバート・ヴァーニャと共に参加する。

14:00 フォルクスワーゲンのバンにガイドのセルマとセルマの妹と白人3
人そして僕の7人で出発。

14:30 相変わらずの一本道を高速で走って行く。途中バラバラとスコールに
合う。車は大きな道から山道にハンドルを切り目的地を目指す。

14:50 ここ数日の雨で甦った幅5メートルの小川に行く手を阻まれる。
ドライバーが水深を確認する。思ったより浅いということで車を進めるが、
ちょうど真ん中で車がスタックして動かなくなってしまった。靴を脱いで
ズボンを巻くし上げ全員で押す。川の水は生温かい。
6人で押すと車は簡単に前へ進んだ。

15:00 西洋風のロッジに到着。少し休憩して、またしてもゲームドライブ。

15:20 まずレオパード(豹)のエリアだそうだ。今回はじめて生肉を車に積
んでランドローバーは進みだした。もちろん防護用のフェンスも銃も無い。
もし襲われでもしたら間違いなく死ぬだろう。
 ドライバーが肉を木にくくりつける。しばらくするとブッシュから用心深
く、こちらを覗いながらレオパードが出てきてスルスルと木に登った。
野生なのか飼われてるのかわからないが、3メートルという1ジャンプの
危険な距離で生肉にかぶりつく様を見るのは迫力満点だ。

 次に車は山を越え、チーターのいる高台へ。冷凍の鳥頭を撒き餌にして
チーターを呼び寄せる。あっさり茂みから現れると車のまわりを徘徊しなが
ら餌を待つ仕草をした。動物に逢えて嬉しいのだが、これでは大分別府の
アフリカンサファリとそう変わらない。

 次は念願のキリン。ようやくキリンの集団に遭遇。
さすが野生のキリンらしく車が近づくと半分パニック気味に逃げる。
そのスピードは長い首を持ったアンバランスな体型からは想像できない。
動物園の動かないキリンとは違う。

 なかなか木々が邪魔をして良いアングルで写真が撮れない。
動物の撮影なんて、ひょいと訪ねて撮れるほど簡単ではないのだろう。
望遠レンズはやはり必要だ。荷物になるからと17mmの広角1本だけで
臨んだことを後悔する。

 マウンテンゼブラを探しに山を2つ越えていく。とにかくこのサファリも
敷地が広大だ。真っ直ぐな一本道をかなりのスピードで昇る。昇りきると
連なる山々の壮大な景色が迫ってくる。動物よりもこの風景の方が価値があ
ると思えるほどだ。
 風が強くなってきた。正面にある山の頂上付近にある雲の流れが早い。
あっという間に真っ黒になった。よく見ると水煙で先が見えない。
どうやら雨が強く降っているようだ。まだ僕のところは晴れているのにと思
っていたら山の天気は変わりやすい、すぐに大粒の雨が落ちてきた。

 急いで両端のホロを手分けしておろす。しかしフロントから叩きつける雨
を凌ぐことができず、靴はぐっしょり濡れてしまった。

 遠くで稲光がしたと思うと地響きをともなった爆音。もうゲームドライブ
どころではありません。天気雨だと思っていたら嵐の様相です。
雷が連発して鳴り響きます。雷は車に落ちても大丈夫と聞いたことがありま
すが、どうにも生きた心地がしません。

 ようやくロッジに戻りましたが、あまりの大雨に車から建物まで移動でき
ず、車で雨宿り。その後クリスのおごりでウイスキーを一杯。 

20:00 ウィントホックに戻り、昼間のメンバー7人で夕食。メニューには
ビーフ・ポークからはじまりクードー・イボ猪・オリックスなど様々な肉が
並んでいます。セルマ曰く「ある時はキリンもあるのにね」

 ワインはカベルネとシラーを1本づつ頼む。僕は牛肉のフィレミニヨンを
オーダー。400gのボリュームだけどペロリ。約700円。

23:00 ロバートと朝までやってる地元のクラブへ。短パンがNGで入店で
きず。一旦ホテルで着替える。クラブの中はオール黒人でガンガン踊ってい
る。音楽は最新のチャートに準じていて、アフリカンなテイストは無し。

02:20 ホテルに戻る。疲れきって就寝。明日はいよいよデューンだ。

  2008年03月25日   岡崎 太郎