今日はMan Investments社のAHLという製品を紹介したい。
もちろん広告ではないので安心して読んでほしい。
MAN社とは、海外投資の本には必ず紹介されている超有名会社だが
世界最大のヘッジファンド会社といえばわかるだろうか?
http://www.maninvestments.com/
MAN社は、1783年に英国で砂糖を取り扱う商社として創業された、
ヨーロッパの中でも最も古い商社のひとつで、世界的にも一番と言って
いいほどに知名度が高く、ロンドン証券取引所に上場されておりFTSE100の
構成銘柄にも選ばれている。
(FTSE100種総合株価指数はロンドン証券取引所(LSE)の株価指数で欧州を
代表する株価指数。LSEに上場する銘柄のうち時価総額で上位100銘柄で構成
されている時価総額加重平均型株価指数)
そのグループの中核の一つとしてオルタナティブ運用を行うのがマン・
インベツトメンツ社だ。運用資産総額は約209億米ドル(2007年9月30日)
マングループでは746億ドルに達するとも言われている。
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アップルの売上げが年間で81億6000万ドル(約7970億円)
ちなみに金融危機によってアメリカの財政赤字は9568億ドル(約96兆円)
2009年度上半期(08年10月-09年3月)上半期の赤字額としては過去最悪
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もちろん国内からも日本の証券会社を通じMAN社の「元本確保タイプ」
のヘッジファンドが買えます。最近も『マン AHL ダイバーシファイド償還
時元本確保型ファンド』が新しく設定されてました。
さて、このマン社のファンドがこれほどまでに人気になったのは
「AHL」という運用プログラムだ。
株式や債券と相関性の低いこのプログラムは、過去約20年運用実績に
おいて高いパフォーマンスを安定して上げている。
実はMANの商品は複数存在しているのだが、この「AHL」という
運用プログラムが各ファンドにどれくらいの割合で組み入れられているかで
実績が大きく変わる。特に最近はほとんどの市場が駄目なわけで、AHLの
みがプラスに貢献している状況なのでAHLの比率が重要になる。
ただしハイリスクハイリターンの商品であることは間違いない。
一応過去のAHLの運用状況を見てみよう。(Man社 発表値より)
2008年1月3日~2009年3月2日の14ヶ月間の総合収益率はなんと24.3%!
24%って凄いと思いませんか?
次に2008年1月~2009年1月の13ヶ月間の株式と債権のパフォーマンスを見
てみよう。
・ 世界株式 : -44.1%
・ 世界債券 : + 7.5%
・ Man AHL : +24.3%
変動相場に強いAHLの投資手法であるマネージド・フューチャー戦略の
強みが現れていますね。
ちなみに月別のAHLの成績は
2008年 1月 +3.0%
2月 +2.5%
3月 +4.3%
4月 +0.9%
5月 +3.2%
6月 +1.4%
7月 -6.1%
8月 -3.8%
9月 -0.9%
10月 +14.7%
11月 +1.1%
12月 +5.5%
2009年 1月 -2.3%
という状況です。リーマンショック後の10月にプラスなのが凄い。
2009年1月における投資資産配分は、次のようになっています。
・通貨 22.7%
・債券 19.0%
・株式 19.0%
・エネルギー16.5%
・金属 8.6%
・金利 8.1%
・農業 5.1%
・現金 1.0%
定期預金や国債の金利が今ひとつな昨今、AHLを投資のひとつに検討
する価値ありだと思うのは僕だけではないでしょう。
僕は数年前から三菱UFJ証券からMAN社の商品をいくつか持ってい
るが、AHLの比率の多い商品は今回のリーマンショックで投資活動が出来
ない状態になってしまった。今年の2月にマンから報告があった。
これはMAN社はじまって以来のことである商品は完全塩漬けになって
いる。まぁ新興のIT株と違い満期まで所有すれば元金は確保されるので
まだいいけれど。為替のリスクもありますからね。
あくまで投資は自己判断です。ご自身でよく調べてみてください。
● Man AHL Diversified (Guernsey)
● 投資運用マネジャー : Man Investments Limited
● 保管銀行 : Royal Bank of Canada (Channel Islands) Limited
● 登録業者および名義書換人 : Man Fund Management (Guernsey) Limited
Man Group plc 略称 Man
本社所在地 イギリスロンドン
設立 1783年
業種 金融業
事業内容 資産運用
売上高 1,284百万米ドル(2007年通期決算)
従業員数 1,548人 (2007年)