ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト 2006年11月にストーンズが行った収容人員2800人という小規模な会場 「ビーコン・シアター」でのライブの模様を舞台裏も交え収録した 音楽ドキュメンタリー映画だ。 |
ブルーレイ版が発売になったので早速購入して見た。
最前列からの映像という感じで臨場感は満点。
それもそのはず、なんと18台ものカメラで収録したという。
監督は『ディパーテッド』のマーティン・スコセッシ。
驚いたね。
36年前(1976年)の映画「タクシードライバー」の監督ですよ。
年齢は今年66歳。
ちょっと代表作を見てみましょう。
1976年 タクシードライバー
1986年 ハスラー2
1991年 ケープ・フィアー
1999年 救命士
2002年 ギャング・オブ・ニューヨーク
2004年 アビエイター
2006年 ディパーテッド(第79回アカデミー賞 作品賞受賞作品)
凄いですね。巨匠ですね。
66歳のスコセッシですが、ロック最盛期に青春時代を過ごした関係から
しばしば作中に、エリック・クラプトン/ザ・バンド/ローリングストーンズ
ヴァン・モリソン/ボブ・ディラン/などの楽曲を使用している。
また有名な話ですがマイケル・ジャクソンの1987年に発売された『Bad』
のミュージック・ビデオの監督も務めているんですよ。
ちなみに伝説のロック・イベント・ウッドストックを捉えた『ウッドスト
ック/愛と平和と音楽の三日間』(1994年)やザ・バンドの解散コンサート
を撮った『ラスト・ワルツ』(1978年)。またボブ・ディラン『ノー・ディ
レクション・ホーム』(2005年)は数々のレア音源・資料映像とインタビュ
で綴るなど音楽関連の映像作品も手がけている。
では経歴も見てみましょう。
1942年ニューヨーク市クイーンズ区にシチリア移民一世の父と移民二世の
母の次男として生まれ、ニューヨーク大学の映画学部で学びつつ短編映画を
監督、卒業制作を基に撮りたした『ドアをノックするのは誰?』(1967年)
で注目される。
1976年『タクシードライバー』をデ・ニーロ主役で映画化、カンヌにて
パルム・ドール受賞する。
1980年 ミドル級元チャンピオン/ジェイク・ラモッタの自伝『レイジング
ブル』を監督。批評は賛否両論に激しく別れたが、デ・ニーロがアカデミー
主演男優賞を受賞する。
2001年の『ギャング・オブ・ニューヨーク』以降、『アビエイター』
『ディパーテッド』と、それまでの作品とは比較にならない巨額の制作費を
つぎ込んだ映画を発表する。
3作品の主演はすべてレオナルド・ディカプリオ。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』は残念ながら興行不振であったが
『アビエイター』『ディパーテッド』の2作品はアメリカ国内にて興収1億
ドルを突破した。
何度もアカデミー賞にノミネートされるも受賞できなかった無冠の名監督
であったが、『ディパーテッド』の6度目のノミネートにより、ようやく
第79回アカデミー賞監督賞・作品賞を受賞した。
素晴らしいですね。
見ているようで見ていない作品もたくさんあるのでチェックしてみよう!