854-2013年4月東京経済

 

僕が、高卒18歳で社会に出たのが昭和63年、今年社会人25年目の43歳です。
サラ金のエンショップの武富士ですね。初任給は基本で16万7000円。
これに残業や手当がついて、総支給が21万円で手取りは18万円ぐらい。
25年前です。4月に入社して6月末に、はじめての夏のボーナスを頂きました。
ジャスト30万円でした。25年前です。

 

 

ちなみにプレミアムエコノミーのアップグレードがいまなら、片道10000マイルが必要
なのだが半分の5000マイルとお得な交換レートなのだ。これは期待できそうだ。
 
高校卒業したての右も左もわからない役立たずですから評価は0です。
 実際仕事は何もしてません。ほんと研修研修の日々でした。
 研修受けて30万円もらったのと同じ。今考えるとバブルだったんですね。
 
 今は西日本シティ銀行ですが、その頃は、西日本相互銀行という名称でした。
 さすがに時代を感じますね。この銀行にボーナスを預けました。定期預金です。
 10年の定期預金で利息は6.4%。たしか税引きで5.8%でした。
 現在は0.01%とか、0.02%ですから、とんでもなく高い利息ですね。
 
 当時は老後の資金を1億円持ってたら、毎年利息で580万円ですよ。
 しかも一番リスクの低い銀行の定期預金ですよ。
 時代はインフレで土地神話が生きていて、経済がめちゃめちゃ元気だった。
 国民の顔も上を向いていた。
 よくわかんないけれど未来に良い事があると信じられた時代。
 
 今日は、ここから紐解いていきます。
 
 さて昭和63年、世の中がいくらバブルのまっ只中でも18歳の僕にバブルの
具体的な恩恵はありません。18歳がクラブでシャンパンをバンバン開けて姉ちゃんを
口説く、ベンツに乗る、マンションを買って財テク。そんなことは無理ですからね。
僕は高卒ですから、プラス4歳して、当時の大卒は22歳の人達。
今、43歳ですから、プラス4歳して、今の大卒で47歳の人は、社会人一年生なわけで
僕と同じく経験はないのです。
いきなり社会人1年目で「やったバブルだぜっ財テクだ」はないです。
社会人で、なんとなくお金が使えるようになるのは、早くても27歳か28歳か。
と言うことは47歳にプラス5歳をして現在52歳の人がバブルを経験している
下限の年齢になるのです。
 
 
バブル景気は
1986年(昭和61年)12月から1991年(平成3年)2月までの51か月間4年3ヶ月、
体感的には遅れること88年の当初から92年くらい中頃まで、
僕の年齢でいうと17才から22才までですね。
よくバブルの象徴のように紹介されるジュリアナ東京がオープンする
のはバブル崩壊直後の1991年5月15日のこと。
ちなみに六本木ヴェルファーレが開業したのは1994年12月です。
 
日銀の認定したバブルの期間と、人の記憶の期間にはかなりのズレがあります。
東京と地方でも1年くらいはズレがあったように思います。
 
 さて、この失われた20年と呼ばれたこの間、日本経済はデフレでした。
(原因は日銀のゼロ金利政策ですね)この長いデフレから脱却できるのか。
ようやく第二次安倍内閣の金融政策によって光明が見えてきました。
思い返せば去年の12月28日に内閣が発足する前、民主党ではもう勝てない。
次の総選挙は自民党が大勝するであろうという予測から、円も株もジリジリと
値をあげてきました。
 
 それが発足後にはアベノミクスだアベノバブルだ!で高値に一段と弾みがつき
リーマンション前の水準へ向かっているようです。(LehmanShock2008年9月15日)
 
 バブル崩壊後の最安値は、終値では2009年3月10日の7054.98円
 瞬間的には2008年10月28日 6994.90円が最安値です。
 反対に過去最高値は、1989年12月29日の終値38915円87銭です。
 
 2009年から3年続いた、民主党政権が2012年11月16日に遂に解散しました。
日経平均のチャートを見ると、解散を織り込み11月13日は8661円の安値を
つけています。この日を境に、9日間上げ続け11月30日の終値は9446円。
 
12月16日の選挙では294議席という過去4番目の多さで自民が大勝します。
その日の日経平均は9828円、その2日後には10160円と1万円の大台を軽々と
クリアし12月28日には10395円とほぼ一方的に上げ続ける。
(19営業日中5日しか下げてない)
 
 日本銀行は2013年1月22日、政府との連携強化をするという共同声明を発表します。
中身は自民党が政権公約に掲げた「物価上昇率の目標2%」いわゆるインフレターゲットを
取り入れるというもの。阿部総理と日銀の白川総裁が会見を行いました。
インフレターゲット策に強固に反対してきた日銀の白旗宣言ですね。
 
 1月31日の終値は11138円
 2月28日の終値は11559円
 3月29日の終値は12397円
 4月30日の終値は13860円
11月13日の8661円から実に37.5%、5199円の上昇なのです。
 
 さて1月の共同声明はしたものも動きの悪かった日銀ですが、阿部総理の大ナタなのか
 任期前に白川総裁と副総裁をすげ替えます。
 
 白川さんから黒田さんへ。この黒田新総裁やる気満々です。
 
 量的緩和を実行しマネタリーべースを2倍にする!
 インフレターゲット2%は日銀が総力を上げて達成するとコメントしました。
 
 マネタリーベースとは
  中央銀行が供給する通貨のこと。
  通貨当局の発行した現金通貨(日本銀行券、補助貨幣)と、
  民間金融機関の法定準備預金(日銀当座預金)との合計。
 
 この量的緩和はアメリカもユーロもリーマン後の金融政策でやっています。
 
 アメリカの場合、FRB 連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board) は
 QE1(2008年11月-2010年6月、1兆7250億ドル)、
 QE2(2010年11月-2011年6月、6000億ドル)、
 QE3(2012年9月-月額400億ドル)という大型の緩和策をおこなっています。
 
 日本の今までのデフレはインフレに完全にチェンジしたんだと思います。
 僕は経済の評論家でもなんでもないけれど。
 
 デフレからインフレに変わったら何が大きく変わるのかというと。
 
 日銀の量的緩和は銀行の国債を買いあげるわけです。
 日銀が国債を買うというのは、ある意味保証なので、金利は下がります。
 そうしてマネタリーベースを増やすと、対外的に円の価値が薄まり、
 結果、円安が進行します。
 その影響で輸入品の価格が高くなります。他の要因もあって物価が上昇します
(これがインフレ)
 そうして早くて2年後ぐらいから金利がジリジリ上がり出します。
 たぶん4年後の金利は4.5%でもおかしくない。
 
 なので住宅ローンの金利が変動であれば、極力長めの固定金利に切り替えること。
 残りがあと20年なら、そのうちの10年でもいいので固定にすること。
 また会社の借りてるお金も固定にすること。ちなみに制度融資は固定です。
 記憶が薄ければすぐチェックしてくださいね。
 また低利なうちに借金をして種銭を持っておくことですね。もちろん固定金利で!
 
 次にインフレ環境では、現金より株や不動産等を持つことですね。
 銀行から5000万円借りて、そのまま寝かすのは得策ではありません。
 円安が進めば対ドルに対して価値が目減りしていきます。
 簡単にいえばデフレの時と反対なわけです。
 
 東京はもうバブルですね。
 地方から月に一回出張するけれど、毎月バブルの臭いが濃くなっています。
 銀座も六本木も景気がいい。
 不動産の価格は沸騰しているし、いい物件は即完売といいます。
 東京の不動産は確実に動きだしているようです。
 なにせ日銀は国債と別に不動産リートも買っていく方針を発表しています。 
 国債をベースに月々7兆円で2年で168兆円という予算を組んでいます。
 
 4月4日に発表されたこの数字は、市場が予想していたよりも多いもので。
 日経平均はもちろん大半の個別株が高値を更新しました。
 
 ジョージソロスは「日銀の買い入れ額は、米国FRBのペースとほぼ同じだが、
 アメリカ経済の方が日本より3倍大きいことを考えると、今回の日本の買い入れ
 プログラムは3倍パワフルだ」とコメントした。
 
 円も一段と円安に弾みがついています。
 2013年5月13日4年7カ月ぶりに一時102円台をつけました。 
 
 また中小企業には、制度融資で、低金利の金をバンバン貸しつけお金が
 ジャブジャブある状況にしようとしていますね。この元金は政府の借金です。
 すでに1000兆円を超える借金ですから、あと200兆なんて小銭だと思いますか?
 
 ともかくアベノミクスの三本の矢1つは円安と株高を巻き起こし、
 世の中をバブルムードに向かわせているようです。
 株高でおばあちゃんの鬱病が治ったなんて話も聞きます。
 
 
 日経平均は、たった半年で5000円以上高騰しました。
 1億円規模で投資をしてれば5000万円儲かったわけです。
 円安メリットのある個別銘柄ではもっと激しい上昇をした株もたくさんあります。
 
 百貨店の統計では高級時計や宝飾品が前年比8.5%も売れています。
 高級外車も過去最高に売れています。
 ディズニーランドの来場者も過去最高だそうです。
 投資系の雑誌の発行部数も2倍
 ネット証券の新規口座開設数もうなぎ昇り!
 
 
 デフレからインフレへ
 そしてバブルへ
 これは相当に頭を切り替えないといけません。
 デフレ対応の働き方や考え方では、これからのタスクを処理できません。
 
 なにせ脳みそには、20年分のデフレ感覚が蓄積してます。
 よほど意識して頭を切り替えないと、乗り遅れます。
 なにもしない選択はありません。
 
 でも個別銘柄をみると、ちょっと価格が過熱気味で買えません。
 とりあえず面倒なので200万ほど日経平均を買いました。
 僕の読みは1万7000円はあるなぁと思うのです。
 これは2006年の12月の水準ですね。
 
 知り合いのエコノミストは日経平均は4万円までいくなんて大胆な予測もあります。
 その理由は円安で1ドル200円なんてことになると、円の価値が半分なんだから
 というもの。なるほど今の2万円相当なわけです。
 
 近未来予測ですね。大事です。最後になりますけれど、
 
 わかっている!知っている!というのと。やっているは全然違います。
 わかっているけれど、やってないなら、わかってないのと一緒なのです。
 マーケティングでも経営でも投資でも同じ。
 
 僕も知ってますよ。
 本で読んだことがありますよ。
 知り合いがやってます。
 先輩がやってますよ。
 
 自分がやってなければ、意味がありません。
 
 なんだ俺はわかってなかったんだという反省の元、
 速やかにスタート地点に戻って頑張りましょう。
 
 僕も頑張ろうと思います。

 

  2013年05月01日   岡崎 太郎