086-岡崎の見つけた変な商品

 

マーケティングの極意は、

極端から極端の間に垣間見る「気づき」

 

■岡崎の見つけた変な商品。
「三色アイスカレーとカレーカクテル」 

カレーカクテルとはラム酒にカレー粉その他のものがブレンドさ
れ福神漬けとらっきょが添られたお洒落なカクテルだ。

http://isweb22.infoseek.co.jp/area/toshi686/tyousa/curryice/curryice.htm

リンクにあるアイスらしき写真はかなり笑えます。

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今日は朝から、もう11年来のカメラマンの中山さんとデザイナー
の野上さんと打ち合わせ。

打ち合わせもそうそうに、反響広告についてのデザインとは、
どうあるべきか?で2時間も話し込んでしまいました。(笑)

反響広告とはイメージ広告の対極にあるもので、
直接販売で「売上なんぼやねん」の世界なんですが・・・・。

デザイナーやカメラマンは職業を選択した時点から、本当に
自分のやりたい仕事、やりたいカテゴリーが様々在るわけですが
多分、その思い描いた仕事には「反響広告」はないんですね。

だから「反響広告」って仕事にはモチベーションが低いんです。
アーティスティックでカッコいい仕事じゃないから。

まぁ40歳を超えて経験積んでくると、少し枯れてきていい感じみ
たいですが・・・・・。

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反響広告デザイナー。

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「反響広告」を制作するにあたっては、デザインだけでなくて、
もっと幅広く知識・経験・考え方・を持っべきです。

集中すべき目標は、ただひとつ

 「いかに安いCPOで新規顧客が獲得するか?」

ですから、
マーケティング理論も購買心理学や色の影響も深く考察して
自分のモノにしとかないと上手くいかない。

また反対に、世の中「マーケティングの嘘」といった常識の
反対が真理だったりなんてよくあるから

「まず思い込みを捨てて」その場で判断しながら柔らかく
仕事に取り組んでいかないといけない。


昨日までの常識は意味が無い。
他人の失敗・他社の失敗は自分の失敗ではない。
本に書かれていることが絶対正しいとは限らない。

本に書いてあることは、文字や情報になった瞬間に本来とは
湾曲された別のモノになっているから本来どういうモノだったか
イメージしないといけないわけです。

つまりこういうことを理解しているデザイナーは少ないんです。
まぁもともと目指してないし、育てる会社も無かったし。
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反響広告デザイナーが育たないのは・・・?

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「先輩にお伺いを立てすぎ」
「社員の仕事をチェックしすぎ」

そんなこと止めて僕は、

「他人の意見なんて聞かない方がいい」と思う。

なんていうと、それこそたくさん非難を受けそうですが、
意見を聞きすぎると、平均的なアイデアになったり、飛びぬけた
「鋭さ」が削がれると考えてるからなんです。

さらに「たくさんの人に意見を聞くな」と言いたいんです。

聞かなくても、評価として売れるか売れないかは、
所詮その内ハッキリしますから反響命なんで。

仕事を任した以上、任された以上、それなりには完成させれる
ハズなんです。だから最後まで作った完成物にたいして評価
するべきで、途中に口をはさむべきじゃないんです。

自分の信じる事、やりたい事、おもしろいと思った事に集中して
ゼロから1を作るわけですから、他人に話して反論されると、
そこに意識が反応して邪魔になるんです。

これはノイズ以外の何者でもありません。

そして自分の正統性なんて声高に主張しだすと思考停止です。
または、反論したいのに、面倒だからとか上手じゃないからとい
って、自分の内側に貯めたりすると健康によくありません。

一部例外として少数の自分のブレーンとの深い討議は価値が
ある事はあるんですが、大量の人間や通りすがりの人の意見や
普通の人の意見なんてほとんど意味が無いわけです。

アイデアが浮かばなくて困ってる時ならまだしも・・・・

それに人はすぐ反対意見やアドバイスをしたがるモノなんです。

だから作品が出来て、プレゼンテーションが完璧にできるまでは
中途半端に情報を開示しないことです。

まして自分の自身が100%でない時は特にです。

またその反論に従わなければならない関係にある人に、プレゼン
する場合は特にです。(あなたにとって価値のある少数の人間で
あればまだ問題ありませんが)

 

  2002年05月29日   岡崎 太郎