641-県民所得
3月7日の朝刊に内閣府の発表した2004年度の県民経済計算が掲載さ
れていた。
県別の1人あたりの所得額を計算した数値だ。
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今月の頭から「ステップメール」を自社開発しサービスを開始した。
どうして、わざわざ自社で開発したのかと言うと、他社のサービスで満足
のいかない部分が多かったからだ。
何気にメールを開くと「i-podシャッフル」が当たっという趣旨のお
知らせメールだった。
別に懸賞サイトで申し込んだわけでなく、あるネットの宿泊予約サイトを
利用したのだが、たまたまキャンペーン中だったようだ。
「自分」というジャンルが最後に残った。
「最終的はにはこれか・・・」山本が漏らす。
「人生の最後の最後で、俺はどんな時間を過ごし家族に仲間に社会にどんな
よい影響を与えたかが問われるのかも知れない」僕は言葉を絞り出した。
次は「体験」のジャンル。
「この項目は広いなぁ。他の項目ともかぶるんじゃないか?」
「重複しても別に問題はないだろう。「やりたい」が明確になればそれでい
いんだからさ」僕は応えた。
次は「モノ」ジャンルだ。
「やっぱり家だよな。住環境は大事だ。子供が小学校に上がる時には部屋を
ひとつ用意して女の子だったらピアノを置くんだ」山本が妄想を膨らましな
がら話し出した。不快感は無い。
「まず結婚だな」
「ほんとかよ」昨日の繰り返しであることに呆れた。
「ああ、もう今の彼女ともつきあって5年になる。いい加減ケジメが必要だ
ろう」
ケジメ!だと信じられない。
翌日は朝10時から商品開発会議が一本入っていた。来シーズンのサンプ
ル数点をひとつづつ確認しスタッフへ手直しの項目を指示した。
山本から電話をもらったのは、ちょうどその会議が終わった11時を少し
まわったところだった。
「山本。少し話を戻したいんだけどいいか?」
『カレーを食べたい』これって『やりたいこと=カレー』という欲求っての
が先にあるわけけど、その想いがなかった場合どうなるのかなぁ」